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オメガバース

伊吹藍 Ω 昔、口を滑らせΩという事をバラしてしまい、それから数年虐められていた。それがトラウマで、誰にも言わないようにしていたが、とある人だけ知っている。 ヒートはバチバチに強いが、抑制剤で押えている

志摩一未 α 伊吹はβだと思っている。だが、伊吹に恋をしている。【βであろうがΩであろうが関係ない。】という精神。

九重世人 Ω 伊吹がΩという事を知っている。伊吹も九重がΩという事を知っている。ヒートはそこそこ強くない。

それ以外 β 誰が、何なのか誰も知らない。

志摩

ッチ…、。

伊吹が待ち合わせを予定していた時刻を過ぎた

俺は【事故にあった】と思った

だって、あいつは遅刻なんてしない。

志摩

…事故、。

事故にあったと考えれば考えるほど俺は心配になった。

すると、奥の細道から声が聞こえた。

タッタッタッタッと走るあの姿。

伊吹だ。

伊吹を裸眼で見た時、俺はホッと胸を撫で下ろした。

志摩

…伊吹だ、。!

伊吹

。志摩?

だが、伊吹は何か妙な匂いがする

匂いに鈍感な俺でも気づく匂い。

何か、甘ったるい匂いがする。

伊吹

……志摩…ごめん、。

伊吹

怒ってる?

志摩

…伊吹、

志摩

甘い匂いするぞ、。?

伊吹

……あ~、。

伊吹

……香水じゃない。

志摩

香水、。?

志摩

お前そんなの好きなのか?

伊吹

……

まぁ、俺はそんな事を気にしない。

だから。颯爽とメロンパン号へ乗り、分駐所へ向かった。

志摩

……あの甘い匂いは…

そう思いながら、後ろに置いておいた俺の服を取りに行った。

だが、俺の服は無かった。

落としたのか?と疑問に思いながら、伊吹の元へ行った。

伊吹

ッすゥー、。……

伊吹は俺の服を手にその服の匂いを吸っていた。

伊吹がいた部屋は伊吹の甘ったるい匂いでいっぱいだった。

志摩

……ぃ……ぶき……?

伊吹

……ッスゥー……

多分伊吹は自分の世界に入ってるんだろう。

そんな伊吹、俺は見た事なかったから俺は腰を抜かした

俺はその甘ったるい匂い、あの姿の伊吹。

俺はヒートを起こした。

俺の中の何かがプツンと切れた。

伊吹

……ッ

伊吹

あ゛~

伊吹

いい匂いだわ。、……。

志摩

……やめろ、やめろ……ッ。

理性がぶっ飛ぶ前に伊吹から離れなければ

理性がぶっ飛ぶ前に……

伊吹

……あッ

伊吹

志摩……、。

志摩

あ゛あッ

志摩

伊吹!!!!!!

志摩

逃げろ!!!!!!!!!

伊吹

ッ……ヒート入ったか、。?

伊吹

……

伊吹に大声でそう言った。

だが伊吹は動かない。

俺は伊吹を押し倒した。

伊吹

……志摩ァ、。?

志摩

ッ……

服をビリビリに破く音、真っ赤な伊吹の顔

俺の感覚全て伊吹のものになった。

伊吹

志摩ッ?!

伊吹

破かない……ッで?!

志摩

あ゛ッぁ゛ッ

言葉を失ってしまい、腹ら辺を引っ掻いたり色々な所を噛んだりしていた。

伊吹

痛いッ……あ゛ッ

志摩

……ッう゛ッ

すると九重が部屋の中に入り、俺の事を止めた

九重

志摩さん。!!!

九重

志摩さん!!!

志摩

あ゛あ゛ッぁ゛

九重は俺の事を伊吹から剥がして、仮眠室へと運ばれた

九重

……

志摩

ッ……あ゛ッ

志摩

伊吹ッ……ッ

九重

治まりましたか?

志摩

……あ゛あ゛ッ

九重

……まだですね。

九重

暫くはここで……

志摩

……あ゛ッう゛ッ

俺はとてつもなく長い時間、伊吹から離れた。

その時間は何をしようと伊吹のことしか考えられなかった。

九重

うなじ、噛まれてないですよね?

伊吹

……見てちょーだい

九重

……うわっ……多分

九重

志摩さんと……

九重

番の関係に……

伊吹

え゛ッ

九重

嘘ですけど

伊吹

は???

伊吹

一発ぶん殴って良い??

九重

……ッふふ笑

伊吹

クソがよ……ぉ

ドンドン

伊吹

……ぇ?

九重

……あー。

九重

志摩さんです

伊吹

……う゛ぇ

九重

……反省しましたかね?

伊吹

あいつがする訳……

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