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車の中から見る外は5年前とは比べ物にならないくらい…とゆうここが何処かもよく分かっていない

金持ちに買われては売られを繰り返していたから当然

自分の生まれた場所さえもどこだったか覚えていない

ルーシー

………

ソフィア

………

グゥゥゥウ

ルーシー

ソフィア

…ふふ…

ソフィア

お腹空いた?

前の主を噛んだ罰として数日間まともなご飯を貰っていなかったからそろそろ空腹の限界が来ていたらしい

身体を丸めてお腹を抑えてから、少し頭を縦に振った

メイ

会社戻ったらご飯にしよっか〜

リリカ

私も腹減った〜!!

リリカ

ルーシー、好きな食いもんとかある?

ルーシー

!え…っと…

好きな食べ物、そうだな、何があったっけ、小さい頃は何を食べたんだっけな

「ルーシーは本当にこれが好きね」

ルーシー

…あ…

思い出した、昔アレをよく作ってもらってたんだ

ルーシー

…オムライス

ルーシー

が…好き…です

メイ

ふふ、じゃあ今日はオムライスだね

ガチャ

車から降りてビルを見上げる

ルーシー

綺麗…

ソフィア

行くわよ

ルーシー

は…はい…

ビルに入ってからエレベーターに乗り込むと地下へと動き出した

ソフィア

まずはお風呂ね

ルーシー

ソフィア

裸足だし、汚れもね

ルーシー

!…は…い…

ソフィア

1人で入れる?

ルーシー

大丈夫…です…はい…

ソフィア

そう

ソフィア

メイ

メイ

ん?

ソフィア

あとは頼むわ

ソフィア

私は仕事が残ってるから

メイ

はーい

ソフィアと別れてからルーシーをお風呂に案内した

メイ

ルーシー

メイ

服はこれを…

ルーシー

ありがとう…ござい…ます

メイ

服を脱いだルーシーに言葉を失った

鞭の痕、赤黒い内出血、切り傷 服で隠れてる場所は傷だらけだった

ルーシー

………?

ルーシー

メイ…さん…?

ルーシー

どうしました…か?

メイ

……ううん

メイ

ゆっくり入ってね

ソフィア

……は?

メイ

服の下は全部って感じだったよ

ソフィア

チッ……

ルーシーの現状を聞いて大きな舌打ちをする

ソフィア

……はぁ…

ソフィア

…薬…塗ってあげて…

メイ

うん、分かった

ソフィア

仕事終わったら様子見に行くから

ソフィア

……よろしくね

メイ

うん、頑張って

ピッ

ソフィア

……っ…

ドンッ

机を思い切り叩いてしまう

ソフィア

……最っっ低

顔がタイプとか置いといてそんな事が今の時代もあるのが許せない

少しでも、少しでもそんゆう人を救いたい

お母さんみたいに病気で苦しむ事も、環境で苦しむ事も、そんなのが無い世界にしたい

ソフィア

私は…

ソフィア

絶対にクソ親父みたいに見捨てたりしない

温かいシャワー、美味しいご飯、綺麗な服

こんなに良くしてもらって本当にいいのかと不安になる

ふかふかのベッドを触って部屋の隅っこに座る

メイ

………

リリカ

ルーシー…

ルーシー

……

怖い

幸せが怖い

ギュッと身体を縮こませて隅っこに居るのが落ち着く

メイ

………

メイ

じゃあ、せめてね

メイは毛布を持って私に掛けてくれた

メイ

暖かくしてね

ルーシー

……はい、ありがとう…ございます

ルーシー

メイさん…リリカさん…

リリカ

……おう

メイ

私達はもう少ししたら寝るからね

メイ

おやすみ

ルーシー

おやすみなさい

パチッと電気をけして出ていく二人

ベッドが3つ並んでいるこの部屋

きっと後で戻ってくる

ギュッと毛布を握って壁に頭を預ける

ルーシー

(…お母さん…お父さん……)

ルーシー

(私も…2人と一緒に…逝きたかった…)

ギュッと目を瞑って意識を沈めた

目の前に血だらけで倒れているのは両親

おかしい、数分前まで普通に幸せな日々だったのに

2人の真ん中に立って、楽しく話してたのに

突然現れた奴隷商達が目の前で両親を…

お母さん

ルーシー…

ルーシー

おか…あ…さん…

お父さん

生きなさい…ルーシー…

お父さん

お前は…

お母さん

…ルーシー

お母さん

愛してるわ

お父さん

お父さんも愛してる……ぞ…

ルーシー

置いて…置いてかないで…

ルーシー

お願い…お母さん…お父さん…

ルーシー

…私も…一緒…に…!!

仕事を済ませてリリカ達の居住スペースにやってきた

ソフィア

ルーシーは?

メイ

先に部屋で休んでるよ

リリカ

…あいつ、今までどんな風に生きてきたんだろ

ソフィア

?なんで?

メイ

……ずっと不安そうな顔してた

メイ

ご飯とかは美味しいって言って食べてたけど

メイ

食べ終わった後泣きそうな顔をしてた

リリカ

…ベッドも使わなかったしな

ソフィア

え?

メイ

…仕方ないよ

メイ

いつ何されるか分からない状況だったんだから

メイ

まだ、安心して眠れないんだよ

ソフィア

………

ソフィア

見てくる

メイ

うん

リリカ

……はぁ…

リリカ

本当に…腹立つわ…アイツら…

ガチャ

寝室のドアをゆっくりと開けて中を覗くと、角の方に丸まっているルーシーがいた

ソフィア

!………

起こさないようにゆっくりと近づくとピクっとルーシーが反応をしてから、少しずつ呼吸が早くなっていた

ソフィア

ルーシー…?

ルーシー

…ハッ…ハァッ…ハァーッ…

ソフィア

!ルーシー…!!

ルーシー

っ…ハァッ…ハァッ…おか…お母さん…お父さん…っ…

うなされながら涙をボロボロと流し始めた

ソフィア

ルーシー、ルーシー

身体を揺するとルーシーはゆっくりと目を開け、涙を流しながら身を庇うような仕草をした

ルーシー

すみ…すみま…すみません…

ルーシー

ハァッ…ハァッ…すみ…

ソフィア

ルーシー…こっちみて、ルーシー

手を出来るだけ優しく掴む

ルーシー

ハァッ…ハァッ…ハァッ…

ソフィア

ゆっくり息して

ソフィア

大丈夫だから

ルーシー

ハァッ…ハァッ…

ルーシー

…そ…ふぃ…あ…さん…?

ソフィア

そうよ

ルーシーは私を見ると少しホッとした顔をして涙をシャツの袖で拭った

ルーシー

すみ…ません…

ソフィア

謝らないで

ソフィア

アンタは何も悪い事してないでしょ

ルーシー

…は……い…

大きな身体なのに小さくなって身を守ろうとする姿

それだけで彼女が今まで受けてきた事柄が思い浮かんで胸糞悪くなる

ソフィア

……

変な所を見せてしまったと、どうしようか、色々と考えているとソフィアさんは私をギュッと抱きしめた

ルーシー

!…

ルーシー

ソフィア…さん…

ソフィア

大丈夫だから

ソフィア

ここにはアンタを傷つける人も物も無いから

ルーシー

っ……

ソフィア

大丈夫

ソフィア

私がアンタを守るわよ

ルーシー

ソフィア…さん…っ…

暖かくて、ほのかに香水の匂いがして、安心する

私よりも小柄だけど、私よりも堂々としていて、カッコ良くて、綺麗

この人の傍にいたい

この人がいるなら、この人の傍でなら

生きたい

ソフィア

アンタがちゃんと眠れるまでここにいるから

ソフィア

安心して寝なさい

ルーシー

……はい…

手をギュッと握ったまま隣に座ったソフィアの熱を感じたまま私は再び目を閉じた

アーサー

ほう、ソフィアが?

アーク

はい

アーサー

それは…挨拶して貰わないといけないなぁ

アーク

……ソフィア嬢が素直に来られるか…

アーサー

シェアリングパーティーなら来るだろう?

アーサー

他の企業との契約もしたいだろうし

アーク

……手配します

アーサー

ああ

アーサー

(…どんなオモチャなのかな?楽しみだなぁ、ソフィア)

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