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主
こんばんにちわー
主
いや〜
主
イケメン御曹司と同居とか羨ましい…
主
それでは、どーぞー
伊吹
じゃ、ご飯食べよ
伊吹
(人に手料理振る舞うのいつぶりだろ)
カイラ
いただきます
伊吹
…
カイラ
ん？伊吹？
カイラ
どしたの？
伊吹
いや、いただきますなんて久しぶりに聞いたなと思って。
伊吹
いただきます
カイラ
うまー
カイラ
伊吹って料理上手いんだね
伊吹
ありがと
伊吹
…カイラはさ、
伊吹
死神ってことは、人を○したことがあるの？
カイラ
いやそれがさ、僕ないんだよね
カイラ
(*¯ч¯*)'' ŧ‹”ŧ‹”
伊吹
え？死神なのに？
カイラ
うん
カイラ
まぁ、○してる訳じゃなくて、現世を去らないといけない魂をあの世に送ってるだけなんだけどね
カイラ
ほら、僕普通の死神じゃなくて人間と死神のハーフだからさ
カイラ
どうしても情が移るっていうか…
伊吹
あー、なんかわかるかも
カイラ
そう？母さんも無理しなくていいって言うから
カイラ
あ、でも先輩が仕事してるのは見たことあるよ
伊吹
先輩？
カイラ
うん、心臓の病気の子の首を鎌で
カイラ
本当に切るわけじゃないんだけどね
カイラ
切るふりっていうか
伊吹
そうするとどうなるの？
カイラ
魂が鎌に吸収されるんだ
カイラ
で、それを神様のところに送って、天国に行くか地獄に行くか決めてもらうんだ
伊吹
その子は…？
カイラ
無事に天国に送られたよ
伊吹
よかった…
カイラ
…
伊吹
ん？カイラ？
伊吹
(そんなに見つめられると恥ずかしいんだけど…)
伊吹
ど、どうしたの？
カイラ
伊吹はさ、優しいよね
伊吹
え？
カイラ
俺には死神と人間の血が流れてるから、どちらにもなれない…
カイラ
心が迷子になってるんだよ
伊吹
迷子…？
カイラ
伊吹は全く知らない赤の他人を心配できるんだよ？
カイラ
やっぱり伊吹には幸せになって欲しいな
カイラ
たとえ1ヶ月経とうと、1年経とうと
カイラ
幸せになってもらいたい
伊吹
ちょっと、やめてよ
伊吹
なんかプロポーズみたいじゃん…
カイラ
プロポーズ…
カイラ
そうか…
カイラ
僕は伊吹が好きなのか
伊吹
は！？
伊吹
何言ってるの？
伊吹
え、冗談だよね？
カイラ
本気だよ
カイラ
情けないことに今気づいたけど
伊吹
へ！？
カイラ
伊吹に生きる理由がないなら、僕が生きる理由になる
伊吹
それは死神としてでしょ？
カイラ
まぁそれもあるけど、私情も挟んでるね
伊吹
…
伊吹
ごめん
ドタドタ…ガチャ…
カイラ
あ、伊吹！
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