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…頭痛いな、

締め付けられるような痛みで目が覚めた。

隣で寝てたはずの莉犬がいない。

昨日は夜泣きがひどくて、 莉犬は途中で泣き疲れて眠ってくれたけど、 僕はそれからなかなか寝付けなくて。

ちょっと寝不足かな。

頭痛いしもう少し寝ようかな、 でも目覚めちゃったな。

ゆっくり体を起こして、壁掛け時計に目をやる。

…ねすぎた

もうお昼じゃん。 放っておいてくれたのはありがたいけど。

おきるか…

なるべく頭を揺らさないようにゆっくり動く。 着替えて、リビングに向かう。

ぅ、ふぇ…っ…グスッ…

さところすぐ帰ってくるからさぁ、?

ぁ、おはよるうちゃん。

ぐずっている莉犬と、宥めてるななジェル。

どしたの、…?

さところが仕事行ってぐずっちゃった。

ぁあぅ、っ…グスッ…

莉犬、おはよぉ、

後ろからふわっと抱きついて、頭をなでる。

ぁ…るぅちゃ…ヒック…

さとみくんと、ころちゃんだったら…

莉犬のためにすぐ帰ってくるよ。

…ん、…っ…グスッ…

えぇ、落ち着いた、どんなパワーだよ…

まだ頭がぼーっとしてる。 そのまま莉犬の背中にもたれかかって、ボーッとしていた。

体調大丈夫?

ん、…?…寝不足なだけ…

…りぃ、きの…ないちゃったから…?

んーん、ちぁぅ…僕が寝れなかっただけ。

不安そうな顔をする莉犬。 頭を撫でてあげると、少し落ち着いたようだった。

散歩でも行く?

おさんぽ!!

いく、…

ぐーっと背伸びをして頭を起こす。

俺昼メシ作って待っとるわ、

編集もしたいし。

じぇぅく、おるすばーん。

莉犬くん獲得ぅ。

手を繋いでにこにこしてるななもりーぬ。

ジェルくんは少し寂しげ。

行ってきまぁす。

はーい、いってらっしゃーい。
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