サンジ
ところでどうして君は、溺れていたんだい?
○○
えっと...
そう、どうして、、
なんで私は、、
??
○○
わ、からない...です。
サンジ
えっ、?!名前は、?
○○
名前...名前...、、
サンジ
っ、、もしかしたら、
サンジ
記憶喪失なのかもしれないね。
○○
記憶...喪失...
胸がざわつき始めた。
何故か嫌な感じがする、
打ち寄せる波が、記憶を、、
誘っている、
まるで運んでくるように、
奇跡を。
サンジ
あぁ、ごめんね。
サンジ
無理に思い出さなくてもいい。
○○
は、はい、、
サンジ
俺は、船でここに来たんだ。
サンジ
船にいい医者がいるから見てもらおうか。
○○
い、いいんですか、、?
サンジ
あぁ、もちろんさ。
手を出してくれた。
サンジ
さぁ、レディ、お手を。
ぎゅ、、
チョッパー
うーん...これは、記憶喪失だ、、
ゾロ
そんなこと、ほんとに有り得んのか
チョッパー
この子が何も言えないのが、ちゃんとした証拠だよ。
○○
っ、、やっぱりそうなんだ...、、
サンジ
...落ち着いて、大丈夫だから、
ゾロ
これからどうすんだよ、
ゾロ
家とかも分からねーんだろ?
ルフィ
ここを家にすればいいじゃねーか!
ゾロ
は、?
サンジ
ふざけてんのか、お前!!
ナミ
あー、いいわねー!
ナミ
私はルフィの意見に賛成ー!!
サンジ
ナミさんまで...、、
ナミ
だって、この船の船長よ!
ナミ
キャプテンの言うことは絶対ね!
サンジ
君は、それでいいのかい?
○○
私...、、は、
私はどうなんだろう、
あの町に、残してきた物はあるの?
「海に、愛される子になりなさい」
○○
え、?
「そして、運命の針が指す人を」
「愛しなさい、――」
○○
私、は、ついて行きたい...です。
ナミ
なら、決定じゃない!!
ルフィ
おう!なら、よろしくな!
サンジ
ちょ、ちょっとまった!!
サンジ
俺たちは、海賊だぞ?
サンジ
君が、怖い目に遭うかもしれない。
サンジ
それでも本当にいいのかい?
○○
、、、私、大丈夫、、です。
○○
海とは、、縁が、あります、から、
ルフィ
じゃー、決定!!
ナミ
もし、大変な目にあっても、サンジが助けてくれるわよ!
ナミ
ね、サンジ!
サンジ
何があっても、守るよ。
サンジ
君の安全は、俺が保証させてくれ。
○○
あ、りがとうございます。
ゾロ
そーいや、名前分からねーんだろ?
ゾロ
なんて呼べばいいんだ?
チョッパー
んー、そうだなぁ...
ナミ
ナミの、友達ってことで、
ナミ
海音(うみ)にしてみたら?!
ルフィ
お!いいな!
○○
ん、はい、気に入りました!!
サンジ
これからよろしく、海音ちゃん
まだ知らなかった。
これが後に、運命を揺るがすことに
なるなんて。