コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「お前なんていらない」
「頭おかしいだろw」
伽島 要
昔から、家族にもクラスの奴らにも蔑まれてきた。
自分が何をしたかもわからない。
誰も見てくれない。
今日もそんな一日だった。
授業はもう全部終わったし、今日は…屋上から飛び降りようと思う。
そして俺は屋上のドアを開ける。もうこの世界には疲れた。
伽島 要
すると突然風が吹いて俺の頬を掠めた。そして次に目を開くと
そこには見知らぬ人がいた。
、、、ヤンキーみたいだ。
俺は絡まれたくないので踵を返し、屋上から戻ろうとする と
古積 颯太
伽島 要
ヤンキーみたいな人が話しかけてきた。
古積 颯太
伽島 要
古積 颯太
古積 颯太
そしてその人は俺の頭にポンと手を乗せた。
伽島 要
……目頭が熱くなった。
古積 颯太
……俺にこんな優しい気持ちをぶつけてくれてのは、この人が初めてだ。
古積 颯太
ヤンキーさんは仕方なさそうに頭をかくと
ぎゅっ…
伽島 要
その腕で俺を優しく包み込んだ。
伽島 要
俺は泣きながらヤンキーさんに問う。
古積 颯太
古積 颯太
俺の問いにヤンキーさんはそう言った。
伽島 要
古積 颯太
ヤンキーさんは俺の頭をポンポン、と優しく撫でると
古積 颯太
と言った。
伽島 要
その時、思い出した。
小さい頃にたった1人だけ、俺に「好きだ」と言ってくれた男の子がいた事を。
伽島 要
古積 颯太
「お前ら!俺の要いじめんなよ!」
「颯太くん、そんなこと言ったら颯太くんも嫌われちゃ…」
「…俺は要が好きなの!だから…要がいたら……それでいいんだ。」