日本国民
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日本国民
松野
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日本国民
俺とお前は1番の友達だった。
けど、俺には友情とは別に、他の感情が芽生えていた。
この淡いような、濃いような気持ちは、お前には絶対伝えない。
お前は普通に彼女ができて、結婚して、子供つくってさ、
そんな普通の幸せが待っているはずだから。
俺の勝手な感情で、お前の未来を壊したくなかったんだ。
ちょうどハタチのとき、お前は酔いに任せるように言った。
日本
松野
日本
松野
松野
べつにソイツを蹴落とそうとか、そんな汚いことはしない。
もちろん、心の底から応援するつもりだった。
お前は顔を紅に染め、早口で言ったんだ。
日本
松野
日本
松野
松野
日本
松野
応援したいのに、何だか苦しくなった。
嘘で塗りたくった表情で、感情を押し殺した。
会話を続けていたが、もう内容は覚えていない。
俺は安心しきった笑顔のお前に肯定するだけだったんだろう。
ずっと前から好きだったってことは
あいつには一生黙っていよう。
応援しないとな。
もしかすると昔に言えていたら、なんて、
考えてももう遅いんだよな。
これからも友達でいられるだけでも、救われている。
だから、諦めろ。
諦めろ。
諦めるんだ、俺。
あの日から何ヶ月もたった。
相談に乗るときだって、邪魔するようなことはしなかった。
俺は本気でお前を支えたいと思っているつもりだった。
好きだからこそ、諦めたはずだった。
日本
松野
まるで乙女のようなその表情は、俺の初恋を掻き回した。
日本
松野
日本
日本
松野
また言ってるよ。
いつもアメリカさんアメリカさんって、
楽しそうに言うけどさ、こっちは辛いんだよな・・・。
日本
松野
日本
松野
お前なら成功しちまうんだろうな。
松野
日本
松野
日本
恥ずかしそうに俯くお前は、
いろんな意味で俺の心を締め付けた。
可愛いなと思う反面、苦しさもあった。
松野
自分の感情に疑問を持った。
この感情はどう表せば伝わるだろう。
霧で優しく握り潰される感覚のような、
言葉に表せられないものだった。
松野
松野
日本
松野
無駄に傷付くなら、と
俺はこの場から逃げた。
爽やかな風はうっとうしいほど俺に絡まり、
嘲笑うように現実を見せつけてくる。
あぁ、どうしよう。
諦めきれないかも。
頬を伝う涙は風で消えてくれた。
辛く、苦しくなった。
まだ決まったことではないが、
気持ちはそう簡単に流れていかない。
それでも月日は流れる。
目の前の画面を操作して、そっとため息をついた。
あのことは今でも頭の隅に残っている。
自然消滅してくれりゃいいんだけどな、
この恋も、あの恋も、後悔さえも。
本当、馬鹿みたいだけど、思うだけならいいだろう?
疲労感の中、ブルーライトを浴びる。
つまらない、眠いな・・・
時間が流れるのは意外にも早い。
今日もなんとなくで日を終わらした。
こんな日々が続くと、あのことは忘れちまいそうだな。
そう思っている時点では忘れられないだろうが。
車内が揺れる。
電車の扉が開き、ホームへ出た。
人混みを避け、そのまま家へ向かう。
いつもはそうだが、今日は寄り道でもしようか。
仕事終わりの回らない頭で街へ出た。
疲労のせいだろうか、
何故か周りが雲って見える。
松野
夜の繁華街にくるのは久しぶりだな。
夜なのに眩しすぎて目が痛い。
やっぱり来るべきじゃなかったか。
別の場所に避難しよう。
やっべ迷った。
この歳で迷子?俺ダッサ。
方向音痴なの忘れてた・・・
てか俺どこにいるの?
人に聞くのも気が引けるからなぁ・・・
さて、どうしようか。
適当に歩いてたら家つくような気もしてきた。
俺、今日のうちに帰れるか?
どこかに知り合いでも・・・
松野
本当になんで来たんだろ。
考えても分からない。
しばらく歩いてたら、全く知らない所へ来てしまった。
最近俺おかしいな。
ここまで重症でもなかったのに。
いったん電車で戻ろう。
・・・近くに駅とかあるかな。
睡魔に襲われながらも、必死で走った。
普通なら疲れるはずなのに、何も感じなかった。
割と近くにあってよかった・・・
もう少しで終電来るところか・・・?
これで帰れる・・・
急に周りが真っ暗になった。
声が聞こえる。
起きて!
起きてって!
起きろ!!
?
松野
は?今の夢か?
やべぇ寝てた?!
日本
松野
日本
まぁありえないよな、大の大人が迷子とか・・・
松野
日本
松野
そのままキーボードへ手を向け、仕事を始めた。
疲れていたとはいえ、仕事中に寝るなんてな・・・・
もしかして周りに見られてた?
うわはっずぅ・・・
恥ずかしさを紛らわせるように、仕事に熱中した。
熱中しすぎたおかげだろうか、
久しぶりに定時で帰れそうだ
少しというか、正直だいぶ嬉しい。
日本
すれ違った瞬間話しかけてきた。
松野
日本
長年付き合った友達なら分かる。
妙に緊張したような表情が気になり、ついて行くことにした。
松野
日本
あのこと、なんて
そのときは忘れていたのでした。
それを見てしまったとき、
こっちが夢なら良かったのにと
本気でそう思った。
続
日本国民
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コメント
7件
しゅうたぁぁぁぁぁぁぁうん…あそうだ 日本国民さんに許可をとってしゅう日書けばいi((殴
しゅうた…諦めろ☆お前は、もう遅i((殴
俊太くんの気持ちがはっきりしててこっちに気持ちが伝わってくる…