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4 - 死の歌声は幸せの始まり(kookv)part1

♥

225

2024年02月22日

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冷たい

苦しい

真っ暗で怖い

助けて、

誰か

助けて、、

Jungkook

っはぁ、、

あぁまたあの夢だ

海で溺れる悪夢

Jungkook

いや、、

Jungkook

悪夢ではないか

俺は幼い時に海で溺れた事がある

亡き母に貰った大切な首飾りを落としてしまい、それを取りに行った

泳げなかった俺は瞬く間に波にのまれてしまった

そんな俺を助けてくれた者がいた

”人魚”だ

死にかけていた為よくは見えなかったがあれは確かに人魚だった

首飾りは結局無くしてしまったけれど、命は助かった

翌日、感謝を伝えようとまた海に出て探したが再会することはなく

そのまま10年という月日が経った

Jungkook

(未だに夢にみる)

Jungkook

(いつかまた会えるだろうか)

soldier

ジョングク様、

soldier

今日は天気が良いですね

Jungkook

そうだね

Jungkook

、、ねぇたまには海の方に、

soldier

海は危険です

soldier

それに、、

Jungkook

王様からの命令、でしょ

Jungkook

聞き飽きた

あの時溺れた以来、海に近付く事が難しくなってしまった

この国の王の息子、王子である俺は

それはそれは過保護に育てられ、危険な事からは遠ざけられてきた

死にかけた事によって海には近付けるな、と王から命令が出ているらしい

そんなの、知った事ではないが

Jungkook

頼むよ

Jungkook

1度だけでいいんだ

soldier

少し前もそう言って海に入って王様に怒られたじゃないですか

soldier

だめです

Jungkook

どうしても?

soldier

はい

Jungkook

(だめか、)

soldier

あ、そろそろ昼食の時間です

soldier

戻りましょう

Jungkook

(いつまでもじっとはしていられない)

城の皆が寝静まった頃、

俺はそっと部屋を抜け出した

向かうのはもちろん海だ

Jungkook

(見張りは、、)

Jungkook

(こっち見てないな)

Jungkook

着いた、

月の光を反射してキラキラと輝く水面が眩しい

Jungkook

どうすれば会える、?

あれから俺は”人魚”について調べた

人を食べるとか、キスされると溺れないとか、

色々な話がある中で気になったのは、彼らの歌声を聞いてはいけないということだった

彼らの歌声は、人間にとっては”死の歌声”だと言われているらしい

Jungkook

(それが本当だとしても、)

Jungkook

(引き下がるつもりは無い)

砂浜に座って海を眺める

綺麗だ

素直にそう思った

その時、風が吹いて簡単な地図が書かれた紙が飛ばされてしまった

まずい、あれがないとここまで迷わずには来られないんだ

俺は立ち上がって紙を追った

その紙は海に流されてしまいそうだ

Jungkook

(少しなら入っても平気、)

浅瀬だから大丈夫だと思っていたのも束の間、急に深くなり慌てて水面に顔を出した

足がつかない

あぁこれはかなりまずい

Jungkook

(また溺れる、、)

??

成長しないな

Jungkook

?!

目の前に、人がいた

いや違う、人魚だ

??

とりあえずあそこの岩まで連れてってあげるから

”彼”は俺の手を取って泳ぎ出した

Jungkook

(俺、ちゃんと浮かべてる、)

岩に着いて彼は俺を押し出すと少し離れた所に移動した

Jungkook

あ、あの、

Jungkook

ありがとう

??

、、君、昔も助けた

Jungkook

やっぱりあの時の、!

??

、、、じゃあ、さよなら

Jungkook

え、?あ、待って!

彼を追って岩から離れようとすると彼が慌てて戻ってきた

??

馬鹿なの泳げないくせに、、っ

??

また溺れたらどうするんだ

Jungkook

だって、、

Jungkook

急に行っちゃうから、

??

はぁ、

Jungkook

君にお礼がしたかった

Jungkook

あの時助けて貰えなかったら今生きていないから

Jungkook

でもなかなか海に来れなくて君にも会えなくて、

Jungkook

だからまたここまで来たんだ

Jungkook

君に会えるかもしれないと思って

??

会いに来た結果また死にかけた

Jungkook

それは、、置いておいて

Jungkook

とにかく会えてよかった

目の前の彼をじっと見つめる

金色に輝く髪と青い綺麗な瞳

人魚が女性だけでないことは知っていたが、彼は女性と見間違えるほどに綺麗だった

??

名前は

Jungkook

、、ジョングク

Jungkook

君は?

??

、、ない

Jungkook

じゃあ俺がつけるよ

??

余計なお世話

??

もう行くから

Jungkook

え、、っ

??

人間と人魚は関わるべきじゃない

??

さよなら、ジョングク

そう言い残して彼は行ってしまった

soldier

私に代わりをやれと言うのですか?!

Jungkook

頼むよ

Jungkook

お前にしか出来ないんだ

Jungkook

ほら、俺が小さい頃から一緒に居てくれているだろ?1番頼りやすいんだ

soldier

そう言われましても、、

Jungkook

どうしても!

Jungkook

部屋から出なければいいんだ

Jungkook

誰か来たら返事するだけでいい

soldier

、、、分かりましたよ、

Jungkook

ありがとう!

俺は急いで部屋を出た

Jungkook

、、いるわけないか

こんな昼間から出会えるわけないとは思っていたが体が先に動いていた

昨日と同じように砂浜に座り海を眺める

どうしても彼にまた会いたい

会えるまで諦めるつもりはない

彼に惹き付けられていると自分でも感じている

人間と人魚は関わるべきではないと言っていた

それが何だ

どうなったっていい、彼に会えるなら

俺はここに通い続ける

Jungkook

(いないな、)

次の日も、その次の日も、ほぼ毎日

俺は海に顔を出しに来た

未だに彼には会えていない

また海で溺れたら助けに来てくれるだろうか

覚悟を決めて海に入ろうとしたその時

美しい歌声が響いた

Jungkook

横を見ると、彼がいた

彼は儚い笑顔を俺に向けている

Jungkook

、、やっと会えた、

……To be continued

この作品はいかがでしたか?

225

コメント

3

ユーザー

最高すぎる😭👏✨ 続き楽しみです!︎💕︎

ユーザー

めちゃめちゃ楽しみすぎます💖 人魚とか絶対面白い話になる💭 続き楽しみにしてます♪

ユーザー

また面白いものを!! 続き待ってます!

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