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とある駅
寂れて人気もないホームにスマホをつまらなそうに眺める女子高生がいた
体勢を変えたり足を組み直したりして暇そうにしている
そして大きなため息をついた
初喜
初喜
初喜
初喜
初喜
初喜
初喜
初喜
初喜
一息ついたあと、両腕で自信の体を包み込み少し震える
初喜
初喜
初喜
初喜
閉じていたスマホを再び開き、いじり始める
初喜
初喜
桜喜
桜喜
そんな時、いつの間にか傍にいた少年が話しかける
初喜と呼ばれた少女は驚いた顔をした
声の持ち主が少年であることに気付き、何もなかったように取り繕った
どうやら二人は幼馴染のようだ
初喜
桜喜という名前の少年は衝撃を受けたようで、言い返そうと口を開く
桜喜
初喜
桜喜
桜喜はガシガシと頭を搔くと、初喜が座る椅子から二つ開けた椅子に座り、足に肘をついて顔を逸らした
暫く沈黙が続く
不意にアナウンスが鳴った
ーまもなく下り列車が参ります。黄色い線の内側まで下がってお待ちくださいー
プシューと音を立てて電車が到着する
ーご乗車、ありがとうございます。各駅停車、西里行きですー
桜喜は立ち上がり電車に乗ろうとするが、初喜は座ったまま動こうとしない
桜喜が振り返ると一向に立とうとしない初喜に気付き、話し掛ける
桜喜
初喜
桜喜
桜喜
桜喜
初喜
初喜
初喜
桜喜
桜喜
初喜
初喜
桜喜
桜喜
初喜
予想していなかった返答が来て、初喜は驚きで目をぱちくりさせる
桜喜
初喜
桜喜
桜喜はかなりのショックを受けた様子でしょんぼりとした
初喜
初喜
初喜
桜喜
初喜
初喜
初喜
桜喜
桜喜
桜喜
初喜
初喜
初喜
桜喜
桜喜
初喜
桜喜
初喜、桜喜との会話に飽き、スマホをいじり始める
それを見た桜喜はもう一度同じ位置のホームの椅子に座り直した
桜喜
初喜
もう一度アナウンスが鳴る
ーまもなく上り列車が参ります。黄色い線の内側まで下がってお待ち下さいー
先程とは反対側から電車が到着した
ーご乗車、ありがとうございます。各駅停車、南草原行きですー
初喜が立って電車に乗ろうとする
桜喜は一歩一歩電車の入口に近付いていくその腕を掴み、慌てて止めた
桜喜
桜喜
初喜
初喜
桜喜
桜喜
そう言いながら桜喜も立ち上がり、電車へ近付こうとしている
初喜
桜喜
初喜
初喜
桜喜
初喜
桜喜
考え込み始めた桜喜を置いてさっさと電車に乗ろうとする
初喜
桜喜
桜喜
初喜
まさか桜喜も電車に乗れたとは予想していなくて、ぶっきらぼうな対応をする
桜喜
桜喜
初喜
桜喜
初喜
桜喜
初喜
桜喜
桜喜
初喜
初喜
桜喜
正直に言うと本来の目的では無かったが、面白そうだと思い急遽予定を変更することにした。
なかなか静かにならない桜喜の口に人差し指を押しつけて、初喜は笑う
他人の目から見れば不敵な笑み所ではなかったが、桜喜はどこか引き込まれる
初喜
一晩限りの鬼ごっこをしよう