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続き待ってます( *´꒳`* )
にじさんじ本社――それは、私にとって全く縁のない世界だと思っていた。
けれども、配信事故のせいで、この場所に兄たちと共に足を踏み入れることになるなんて
葛葉
葛葉兄が横目で見てくる
亜蓮
亜蓮
叶
私が不安を口にすると、叶兄は少し困ったような顔をした。
叶
叶兄のその曖昧な言葉が、余計に私を不安にさせる。
会議室に通され、待っていると、マネージャーさんが現れた。
マネ
と、兄たちに挨拶した後、私の方を向いて少し首をかしげた。
マネ
亜蓮
亜蓮
慌てて頭を下げる私に、マネージャーさんは柔らかく微笑んだ
マネ
マネ
マネ
マネ
亜蓮
思わず声が上ずる。私はただ消しゴムを取りに行っただけなのに。
マネ
亜蓮
一瞬、時間が止まったように感じた。
亜蓮
私の声はかすれていた。葛葉兄も思わず吹き出す。
葛葉
葛葉
亜蓮
私はムッとして睨むが、叶兄が首を振りながら言った
叶
亜蓮
私がきょとんとする間に、叶兄がマネージャーさんにスマホを見せる
そこには私が適当にやっていたゲームのスコア画面や、兄たちと遊んでいたときの記録が写っていた
叶
亜蓮
マネージャーさんが目を丸くして笑う
マネ
マネ
亜蓮
弱気になった私に、叶兄は優しく微笑んだ
叶
叶
少し迷ったけれど、叶兄の言葉と葛葉兄の笑顔に後押しされ、私はついに決断した。
亜蓮
マネージャーさんは満足そうに頷く
マネ
マネ
新しい世界の扉が音を立てて開く――その瞬間、私の中に何かが動き出すのを感じた