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すまない先生
そうだな……ミスターレッドには、「抜錨」を歌ってもらう！
ブルー
おっ、ちょっと意外だけど悪くねぇな！
銀さん
あれか……案外似合ったりするもんなのか？
すまない先生
（似合うかは分からないけど、レッドは歌が上手かったからな……）
すまない先生
（それなりにいい歌になりそうな気がするんだよね〜！）
レッド
はぁ………しゃーねぇな
すまない先生
（ミスターレッドが珍しくやる気？）
すまない先生
それじゃあミスターレッド、よろしく！
すまない先生
あーーすまないっ！ﾎﾟﾁ
レッド
忘れられぬものだけが 美しくはないのでしょう
レッド
忘れることばかりが 美しくはないでしょう
レッド
悲しいことばかりが 人生ではないのでしょう
レッド
さりとて喜びとは 比べ往くでしょう
レッド
船よ 船よ 荒波の中で
レッド
流されずいられたでしょう
レッド
水底に根差す あなたと穿った少女時代
レッド
さよならする頃 強いられるのは
レッド
抜錨
すまない先生
（なんか、自分で言ったんだけどすごい意外だな）
レッド
傷の数を数えて 痛みの数 指を折る
レッド
一つあまり小指は 愛おしさのぶんね
レッド
辛いこともありましょう あなたの所為もありましょう
レッド
それでも赤い糸 結わえているのでしょう
すまない先生
（いや、本当に意外だな……）
レッド
底知れぬものだけに 怯えるのではないでしょう
レッド
届かぬものばかりが 妬ましくはないでしょう
レッド
優しいことばかりが 優しさではないのでしょう
レッド
さりとて赤裸々では こそばゆいでしょう
レッド
羽よ 羽よ 人並みを望み
レッド
人波に拒まれては
レッド
皆そこを目指す まだ葛藤があった少女時代
レッド
無辜でいた頃を 遠ざけるのは
レッド
熱病
レッド
髪の長さ揃えて 爪の先を塗り直す
レッド
あどけない唇も 色めき立つのね
レッド
叶うこともありましょう 叶わぬこともありましょう
レッド
それゆえ慰めずには いられないのでしょう
レッド
羽よ 花よ 水面に散って
レッド
傷の数を数えて 痛みの数 指を折る
レッド
一つあまり小指は 愛おしさのぶんね
レッド
悔やむこともありましょう 私の所為もありましょう
レッド
いつかは赤い糸 断ち切るのでしょう
レッド
花びらにささやきを 哀れみから口づけを
レッド
懐かしんで初めて 過ぎ行くのでしょう
レッド
惑うこともありましょう 誰かの所為じゃないでしょう
レッド
難しいものですね 愛するということは
すまない先生
いや〜、やっぱりミスターレッドは歌が上手いね！
ブルー
さすが兄貴だぜ！
レッド
へっ、これくらい当然だろ
バナナ
次は……
ブラック
ミスターレッドの後なので、ミスターブルーな気がしますね
すまない先生
おっと、どうやら見抜かれているようだね！
ブルー
俺か……
主
はい、どうも主です
主
今回はミスターレッドの「抜錨」でした
主
意外とこういうタイプの曲が似合って欲しいという主の願望です
主
あと、なんと……
主
累計のいいね数が2000超えてしまいました！
主
（こんなにいいね頂いてしまって、いいんでしょうか……）
主
こんな作品に、こんなにいいねを押してもらえて
主
本当に感謝です、ありがとうございます！
主
さて次回は、ミスターブルー編
主
お楽しみに！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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