あれから3年の月日が経った
零
どうかな…?
司
うん、綺麗だよ
零
本当!?
零
ふふっ、司に言われると嬉しいな
1月の冷たい空気が頬を撫でる頃
彼女が成人した
零
振袖なんて着たことなかったから不安だったけどよかった
司
君が成人だなんて実感できないな
零
司こそ、今年から高校生でしょう?
司
嗚呼…
零
ふふっ、司の制服も楽しみね
司
…
司
零
司
君に言わないといけないことがあるんだ
零
なあに?
司
実は、春から東京に引っ越すんだ
司
未来の病院のことも、仕事のこともあるし
零
……
司
ごめん、急に
司
いつか言わなきゃいけないと思っていたんだ
零
あっはははっ!
司
!?
零
んふふ、あぁ、ごめんね
零
つい…
零
司、これ見て
それは --薬局"品川"店 と記載された採用通知表だった
司
…ははっ!
司
うん、じゃあこれからもよろしく
零
こちらこそね!
零
にしても司が笑ってるところ久しぶりに見た
司
…そうだったかな
零
ええ、未来ちゃんが眠ってしまってから…いつも辛そうな顔してたから
司
…
零
ねえ、司
零
貴方が未来ちゃんのために浜辺に貝殻を取りに行った時のこと、覚えてる?
司
嗚呼…勿論
3年前
零
司くん、何処にいるの~!?
零
司くん~!
零
…司くん!!
司
……
零
酷い怪我…どうしよう
零
救急車、!
零
ごめんね、司くん
零
ごめんね…
((抱きしめる
零
これからは私が守るから…
司
懐かしいね
零
そうねぇ…
零
あの時は私が司たちのこと守らなきゃって思ってたけど…
零
今はもう、必要ないかな
今では背も力も俺の方が彼女より上回っているのは確かだった
司
嗚呼、今度は俺が守るよ
君はいつものように優しく微笑む







