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コメント
5件
おまけ書いてくれるとか神かよ てか神なんですけどね??? 需要はめっちゃあるんで続き書いてくれたりしませんかね....楽しみすぎるんで!
まじ最高です好きですありがとうございます感謝しかないですほんと最高すぎましたまじ好きな作品TOP10には入ります好きです
ありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございます
34
退院してから初めて迎える朝、青はいつもより少し早く目を覚ました。
制服に袖を通しながら、鏡に映った自分を見つめると、
事故に遭う前と何も変わってないように見えるのに、身体だけはまだ完全に元に戻ってないことが分かってしまい、
青は小さく息を吐いてから「大丈夫」と自分に言い聞かせた。
今日は退院してから初めて学校に行く日だった。
本当なら、一人で歩いて学校へ行くことぐらいできると思っていたし、できると思いたかった。
けれど、玄関を開けると、そこにはすでに桃が待っていた。
桃
青
桃
青
青はすぐに答えた。
少し早口だった。
桃はそんな青を見て、ほんの一瞬だけ目を細めたものの、何も言わずに隣に並んだ。
桃
青
二人は並んで歩き始める。
最初の数分は、何も問題がなかった。
朝の空気は少し冷たく、通学路には制服を着た学生が増え始めていて、事故に遭う前とほとんど変わらない景色が広がっている。
青はそれが嬉しかった。
青
青はもう一度、自分に言い聞かせた。
けれどその足元では、本人が気付かないふりをしていた小さな異変が起きていた。
一歩。
また一歩。
足を前へ出すたびに、太腿の奥が重くなる。
膝のあたりに力が入りにくい。
足の裏が地面を踏みしめる感覚も、以前とは少し違っていた。
それでも、桃に迷惑をかけたくなかった青は、歩き続けた。
病室でもずっと支えてもらった。
目を覚ましてからも、何度も支えてもらった。
これ以上、桃に頼ってばかりではいけないと思っていた。
桃
隣から名前を呼ばれる。
青
桃
桃はそれだけ言って、青の足元を一瞬だけ見た。
青は気付かないふりをするが、桃は気づいていた。
さっきから青の息が切れ、歩幅が少しずつ狭くなっていることも、
右足を踏み出すときにほんの少しだけ体が揺れることも、
何度か足に力を入れ直していることも、全部わかっていた。
それでも桃はあえて手を出さなかった。
青が自分から頼るまで待つつもりだった。
無理に支えれば青は「大丈夫」と言って意地を張る。
それだったら、自分から「助けて」と言えるまで、待っていればいいと思っていた。
しかし。
学校が見えてきた頃、青の足は明らかな限界に近づいていた。
青
青が小さく呟く。
その声には、本人が思っている以上に疲労が滲んでいた。
校門まで、あと数百メートル。
そこまで行けば大丈夫。
教室に行けば座れる。
だから、あと少しだけ。
そう思って、また一歩を踏み出した。
その瞬間。
青
がくっ、と膝から力が抜けた。
体が突然、前へ崩れる。
桃
桃は反射的に手を伸ばした。
青の腕を咄嗟に掴み、体が地面へ倒れる直前で引き寄せる。
青
青は驚きで息を呑み、そのまま桃に支えられながら立ち尽くした。
桃
青は恥ずかしさと悔しさで俯いた。
青
桃
青
桃
桃は青の腕を肩へ回そうとした。
けれど、青は慌てて首を振る。
青
桃
青
桃
桃がそう答えたので、青は安心した。
ところが、次の瞬間。
体がふわっと浮いた。
青
気づいたときには、青は桃の背中にいた。
青
桃は何でもないことのように、青の脚をしっかり支えながら歩き始める。
桃
青
桃
青
青は慌てて桃の肩を掴む。
周囲から向けられる視線が恥ずかしい。
何より、桃の背中に乗っているという状況そのものが恥ずかしかった。
青
桃
青
桃
青
桃
青
正論だった。
青は悔しそうに黙り込む。
桃はそんな青の反応を見て、少しだけ笑った。
桃
青
桃
桃は少し間を置いてから、わざと真顔で続けた。
桃
青
青の顔が一気に赤くなる。
青
桃
青
桃
青
桃
桃は笑いながら歩いていく。
青は悔しそうに桃の肩へ顔を隠した。
耳まで真っ赤になっている。
けれど、その表情は少しだけ嬉しそうだった。
桃の背中は温かかった。
思っていたよりずっと広くて、しっかりしている。
歩いて体が揺れる度、その揺れが不思議と心地よかった。
青
青が小さく聞く。
桃
青
桃
桃
桃が少しだけ声を落とす。
桃
青は黙った。
桃
青
桃
その言葉に、青は桃の肩へそっと頭を預ける。
桃
青
小さな返事だったけれど、それだけで桃には十分だった。
青は小さく鼻を啜った。
桃
青
やがて二人は教室の前まで辿り着く。
青はさすがに周囲の視線に耐えきれず、桃の背中を軽く叩いた。
青
桃
青
桃
青
桃は少し心配そうに青を見る。
けれど、青の表情を確認すると、ゆっくりと体を屈めて青を下ろした。
青
桃
青は自分の足で立つ。
まだ少しふらつくけれど、さっきよりは大丈夫だった。
すぐ隣には桃がいる。
それだけで安心する。
桃
青
桃が教室の扉を開ける。
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイトたちが一斉に駆け寄ってきた。
青は驚きながらも、笑って答える。
青
クラスメイト
青
クラスメイト
みんながほっとしたように笑う。
すると。
教室の後ろから、別の声が飛んできた。
クラスメイト
クラスメイト
青の動きが止まる。
青
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
青の顔が一瞬にして赤くなる。
青
クラスメイト
青
桃は隣で笑いを堪えている。
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
青
青が必死に否定する。
けれど、否定すればするほど顔が赤くなっていく。
桃はそんな青を見ながら、少しだけ嬉しそうに笑った。
青も、そんな桃の顔を見て、
少し照れながら、笑った。
以前なら、こんなふうに周囲からいじられるだけで嫌だったはずなのに。
今は、嫌ではなかった。
むしろ、桃の隣にいることが嬉しかった。
桃もまた、青の気持ちを知っているかのように、
何も言わず、青の隣に立っていた。
二人の距離は、事故の前とは比べものにならないほど近くなっていた。
もうそれは、条件のために作った関係ではない。
青が自分から手を伸ばし、桃がその手を取った。
そんな二人の、本当の関係だった。
求.♡×1000.
おまけの需要があって嬉しかったです……!! ありがとうございます……🥹🥹 そしてごめんなさい。。。前回からすごーく間が空いてしまいました…… 投稿頻度を増やせるようにがんばります🙇🏻♀️⸒⸒