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Ｎｏ．12
ハァハァハァハァ
逃げなきゃ！！！
Ｎｏ．12
ハァハァハァハァ
もっと遠くへ！！！
捕まらない場所へ！！！
私が小さい頃
小さい頃
ママ…パパ…行きたくないよ(泣)
母
馬鹿なこと言わないの！？ﾊﾟｼｯ！
小さい頃
ご、ごめんなさい…
父
早く行くぞ！ｶﾞｼｯ！
小さい頃
（やだよ…行きたくないよ…）
あんなところに
行きたくないよ！！！
研究員
この子ですね
母
はい！そうです！
父
連れてきてやったんだから早く約束のものを出せ！！！
研究員
はい
研究員
約束の大金です
父
よし！じゃあ帰るぞ！
母
えぇ
小さい頃
（待って行かないで…私を置いて行かないで…）
研究員
さぁ君はこっちに来ようか…
小さい頃
やだ！行きたくない！
研究員
いいから来るんだ！！
小さい頃
ﾋﾞｸｯ！は、はい…
ここからが地獄の始まりだった
研究員
さぁ実験を始める
毎日同じように実験をされた
痛かった…いろんな実験をされた
食事を取らずとも生きれる体
痛みを無くす体
身体能力がとても高い体
魔法を使える体
魔術を使える体…
いろいろと改造されていった
あれから10年経った…
逃げ出したいっと思った
Ｎｏ．12
（まずは逃げ道を…）
この部屋は私の監禁用に作られた部屋だ
だけど窓がある
Ｎｏ．12
（この階は24階だよね…）
Ｎｏ．12
（横の建物を使えば降りれるかも…）
私は死ぬ覚悟で降りた
Ｎｏ．12
（降りれた…）
Ｎｏ．12
（早く遠くへ逃げよう！）
Ｎｏ．12
（見つからない…）
安全な場所へ！！！
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