スタスタ…
○○
…
大我
○○
○○
…グス
大我
…
大我
…
ーガチャー
○○
…
大我
お邪魔します
○○ママ
おかえり〜
○○
ただいま…
大我
ご無沙汰してます…ペコ
○○ママ
確か…大我くんよね?
大我
はい。○○の病院について行ってました
○○ママ
ありがとね。とりあえず、あがってあがって
大我
はい。お邪魔します
○○ママ
それで、診察結果はどうだったの?
○○
…
大我
僕から話します
大我
結果は、脊髄小脳変性症という病気でした
○○ママ
脊髄小脳変性症…
大我
はい
大我
だんだん食べること喋ることが出来なくなり、終いには歩くことも出来なくなり、寝たきりになると言っていました
大我
壊れていくと理解してくださいと…
○○ママ
そう…
○○
…ママ
○○ママ
なに?
○○
どうして…グス
○○
病気は…グス 病気は…どうして私を選んだの……?
○○ママ
…ごめんね…グス
○○ママ
元気な…体に産んであげられなくて…ごめんね…グス
大我
…
○○ママ
グス…大我くん
大我
…はい
○○ママ
このことは、北斗くんには…
大我
わかってます
大我
内緒にしておきます
○○ママ
ありがとう
○○ママ
彼氏だから、どんな事でも共有してあげたいんだけど…
○○ママ
もしそれで、別れるってなったら…
○○ママ
とにかく、○○にこれ以上つらい思いをして欲しくないの
大我
北斗はそんなことで、簡単に離れていく奴じゃないですよ
○○ママ
わかってる…
○○ママ
むしろ北斗くんには感謝してもしきれないぐらい感謝してるの
大我
どういうことですか?
○○ママ
いつも○○のことを1番に考えてくれててね
○○ママ
そのおかげで、○○は毎日が楽しそうで…
大我
そうだったんですね
○○ママ
うん
○○
ママ…
○○ママ
なに?○○
○○
日記…書きたい
○○ママ
日記?
○○
うん
○○ママ
わかったわ。明日買ってくるね
○○ママ
普通のノートでいい?
○○
うん。ありがとう
○○
じゃあ部屋行くね。大我、今日はありがとう
大我
ううん
大我
何かあればいつでも言って
○○
うん…おやすみ
大我
おやすみ
スタスタスタ…
大我
○○ママ
○○ママ
うん?
大我
このこと、樹には話していいですか?
○○ママ
え?
大我
樹も北斗と○○のためなら、なんだってするやつなんで
大我
内緒って言えば、きっちり守ってくれます
○○ママ
そう…
大我
親友の北斗に嘘つくのは本当に心苦しいです…
大我
特に樹は北斗とは幼なじみで、1番苦しいと思います…
大我
でもそれが2人のためになるなら、僕らは全力で協力します
○○ママ
ありがとう…大我くん
大我
いえ…
大我
これくらいしかできないのが、本当に申し訳ないです…
○○ママ
ううん。○○と北斗くんが幸せであるためだもの
○○ママ
北斗くんには本当に申し訳ないけど…
大我
じゃあ、僕は帰りますね
○○ママ
うん
○○ママ
今日は本当にありがとね
大我
いえ…。では(ペコ
○○ママ
気をつけてね
大我
はい。おやすみなさい
○○ママ
おやすみなさい







