8月に入ったらしい。
あまり気にならなかった蝉の声も、 騒がしくなっていた。
棚の中には日記がある。
みんなに見せるために、 ちゃんと書いてる日記が
すち
そう言って机に広がるチラシを片付けるすち。
もしかしたらみられるのではないかと 少しだけ、ひやひやしながら。
暇72
暇72
すち
座ったままじゃ片付けにくいのか すちは立ち上がった。
暇72
こいつを目にできるのも あと何日ってことかー…
いけないいけない。
そんなこと考えて今泣くんじゃない
すちが驚くじゃん
心配するじゃん
俺は楽しみたいんだ。
この時間を。
すち
暇72
すち
暇72
すち
暇72
すち
暇72
暇72
すち
暇72
暇72
すち
暇72
すち
すち
暇72
すち
暇72
暇72
暇72
暇72
すち
すち
すち
暇72
すち
すち
暇72
8月
13日
暇72
8月13日…。
その時俺…
すち
暇72
すちはそう言って俺をみた。
また何か、思い出したのか
すち
すち
すち
すち
すち
こいつは何も、知らないんだった
俺の残りも
俺の思いも。
俯きがちなその目を見た
俺は黙って
すちの手に触れた。
暇72
暇72
コメント
3件
ぬぁぁひまちゃんっっ 切ないぃぃぃぃぃ どーなっちゃうんやろ、、 続き待ってる!!!
1000で次回