山崎颯一郎は
嘘つきだ
颯一郎
颯一郎
由伸
颯一郎
由伸
山下
山下
由伸
山下
由伸
山下
由伸先輩に裸絞される
紅林
宏斗
紅林
山下
山下
山下
颯一郎
山下
颯一郎
颯一郎
颯一郎
颯一郎
綺麗な笑みを浮かべ、颯一郎先輩は教室を出た
山下
紅林
紅林
山下
山下
山下
由伸
由伸
由伸
宏斗
宏斗
山下
紅林
山下
山下
山下
山下
紅林
山下
由伸
由伸
山下
山下
山下
宏斗
山下
山下
山下
紅林
山下
紅林
山下
宏斗
宏斗
宏斗
宏斗
宏斗
山下
山下
山下
由伸
由伸
山下
宏斗
真っ赤な口紅を塗る
その動作すら妙に色気を感じる
口紅が熱で溶け、柔らかそうな唇が紅を帯びる
噛み付いて塞いでやりたくなる唇
あいつが付けるからこそ見栄える
でもあいつが他の誰よりも大人びて見えるのは最初からだった
中学1年の春、
白い肌に真っ赤な口紅
あいつは同級生達と違うものを感じた
塗り慣れていなさそうなマニキュアをつけたあいつ
儚い雰囲気と打って変わり、喋ると生意気で強気
すぐ泣く癖に暫くしたらケロッと笑顔になるバカなやつ
でもあいつが一番大人だった
隣の席でずっと見てた
なんでそんな綺麗なの
なんでそんないつも悲しそうなの
全部知ってるけどさ
ねぇ、もっとお前を知りたいよ
颯一郎
廣岡
颯一郎
颯一郎
悪戯っぽく笑う
廣岡
って言えたら楽なのに
廣岡
颯一郎
なぁ、お前の目には俺がどう映ってんの
心の内を国語の朗読みたいに文章にできたら良いのに
ただのお隣さんですか
それともただのお友達ですか
どっちでも気に食わねぇよ
でもどれにもなれてないのは知ってるよ
お前を嘘ごと喰らってやりたい
廣岡
聞き取れないくらい小さな声で呟く
続ク