星が綺麗なその夜僕は君に恋をした。
君と出会ったのは一年前。この川辺で偶然君に出会った。 歳は僕と同い年で、僕の方が、2ヶ月歳上だった。 彼女と話すうちに同じ学校ということも知った。僕とはクラスが違ったけど、時々、ここで一緒に星を見た。彼女と過ごすうちに、彼女の魅力に惹かれていった。優しくて気遣いができる。その上面白くて一緒にいて楽しかった。 そして今日僕は勇気を出して、彼女に告白する。
星斗
美月
星斗
美月
星斗
美月
星斗
美月
星斗
美月
初めて見る流星群は言葉を失うほど綺麗だった。僕はその流星群に向けて、お願い事を必死に唱えた。
美月
星斗
星斗
美月
星斗
美月
星斗
美月
自分が振られたショックが大きすぎて気づけなかったんだ。美月が泣いていたことに。
僕は昨日振られた。失恋がこんなに苦しいものだとは思わなかった。 それから彼女と星を見ることは無くなってしまった。 あの時告白しなければよかった。後悔だけが残って、僕はまた泣いた。
星斗
星斗
悲しみに浸ってる時、僕のスマホが鳴った。
星斗
星斗
美月
星斗
美月
星斗
美月
星斗
美月
星斗
そこまでいって僕は電話を切った。急に一緒に星が見たいってどうゆうことなんだろう。疑問もあったが、また彼女と一緒に星が見れることが嬉しかった。
星斗
美月
星斗
僕は一緒に星が見たいと言った理由が気になりつつも聞いてはいけないような気がして聞けなかった。
美月
星斗
美月
星斗
美月
美月
僕は頭を殴られたような衝撃を感じた
星斗
美月
星斗
美月
星斗
美月
星斗
美月
美月
星斗
美月
星斗
美月
星斗
僕は「また」が来ないことをわかっていたが、そう言わずにはいられなかった。また会えると信じたかった。
美月と最後に星を見てから二週間が経過した。 僕は今悲しみで、心がいっぱいだ。先週の金曜日、美月のクラスの担任から美月が亡くなったことを知らされた。原因は持病が悪化した為だそう。信じたくなかったし信じられなかった。僕は美月が亡くなってから気づいた。美月が最後に星を見た時、僕に星が好きってを伝えてくれたこと。あれは美月なりの精一杯の、好きの伝え方なんだって。そして長く生きられないことを知っていたから、僕に正面から好きを伝えなかったことに。僕は今日も川辺に行った。美月はいないとわかっているけれど、美月に会えるんじゃないかって期待しているからだ。僕は空の星に向かって言った。
星斗
星斗
星斗
返事はなかった。でも夜空に一本の流れ星が落ちた。まるで、星斗に大好きだと伝えるかのように。
コメント
2件
泣ける…めちゃくちゃ良い話です!フォロー失礼します!
すごっ!?感動系だ〜!星斗もカッコ良すぎでしょ!?あっ、フォローしました〜w