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花梨
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コメント
1件
これはッ…バレたやつですね(*^^*)面白くなってきたぁ☆ 次が今まで以上に楽しみ!頑張れ!
また、とある日。
松田深緒
深緒は白衣のポケットに手を突っ込みながら、廊下を歩いていた。 眠い。とにかく眠い。
昨夜、気づいたらソファで寝落ちしていたせいで、肩が痛かった。
松田深緒
そう小さく呟いた時。
後輩
松田深緒
後輩が資料を抱えて走ってくる。去年入ってきた、深緒の唯一の後輩だ。
後輩
松田深緒
後輩
松田深緒
深緒は渋々資料を受け取った。 違法薬物の押収品。最近増えている、海外ルートの簡易精製型。
松田深緒
後輩
松田深緒
歩きながら資料をめくる。
光彦
聞き慣れた声。
松田深緒
ロビーの方から、少年探偵団が走ってきた。
松田深緒
元太
元太が元気よく言う。
後ろでは高木が申し訳なさそうに頭を下げていた。
高木刑事
深緒は呆れたような目で高木刑事を見た。
松田深緒
高木刑事
高木刑事は捜査一課からのパシリでよく科捜研に来るため、軽口を叩ける仲だった。 それ以外の人は…正直距離感が分からない。
歩美が深緒の白衣を見上げる。
歩美
松田深緒
歩美
松田深緒
深緒は笑いながら、持っていた資料を軽く持ち上げた。
松田深緒
元太
松田深緒
歩美
光彦が目を丸くする。
光彦
松田深緒
元太
元太がちょっと引いていた。コナンが資料をちらっと見る。
その瞬間。
松田深緒
コナンは紙の成分表を見ていた。
江戸川コナン
松田深緒
江戸川コナン
とても小さな独り言であったが、深緒は聞き逃さなかった。そして目を細めた。
松田深緒
江戸川コナン
コナンの顔が固まる。
江戸川コナン
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
焦り方が異常だった。元太たちは普通に話している。
コナンはわざとらしく咳払いした。
江戸川コナン
深緒は少しだけ黙った。それから。
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
コナンが一瞬目を見開く。深緒は資料を閉じた。
松田深緒
江戸川コナン
コナンが引きつった笑みを浮かべる。深緒はその反応を見逃さなかった。
普通じゃない。
歩美
歩美が袖を引っ張る。
歩美
松田深緒
歩美
松田深緒
元太が不満そうに唸った。
元太
松田深緒
松田深緒
高木刑事
みんなが去った後の廊下を見つめる。
江戸川コナン。 小学一年生。 鋭い観察力。異常な知識。 そして、時々子供じゃなくなる目。
深緒は小さく目を細める。
松田深緒
その日の夜。家に帰りついたのは23時頃だった。
松田深緒
ソファーに倒れこもうとした瞬間。テーブルの上の料理が目に入った。
オムライス。 ラップがかかっていて、傍にはメモが置いてあった。
『お疲れさまです。夜ごはん、よかったらどうぞ。』
松田深緒
松田深緒
オムライスは、まだかすかに温かかった。
松田深緒
よく見ると、メモに消し跡が残っていた。 『自分を大切にしてくださいね。』
松田深緒
同居人は多忙だ。 家にいる時は一緒に料理することもあるが、ここ最近はそんな余裕がない。
静かな部屋。 適当にテレビをつける。でも、 内容は全然頭に入ってこなかった。 脳裏に浮かぶのは昼間のコナンの顔。
深緒は小さく眉を寄せる。
松田深緒
小学一年生。そもそも薬物の成分表をなんて理解できるわけが無い。 深緒は煙草を咥えながら、ノートPCを開いた。兄譲りの勘が、深緒を突き動かしていた。 、 思えば、兄と研二を殺した爆弾事件を、あの少年が解決した時から何か引っ掛かるとこはあった。 画面に大量の記事が並ぶ。
松田深緒
スクロールをする。そしてある記事で指が止まった。 深緒はゆっくり煙を吐いた。
松田深緒
暗い部屋。パソコンの光だけが、深緒の横顔を照らしていた。
時期。特徴。薬。人体。細胞… いろんなピースが繋がっていく。 もし本当に、“そういうもの”が存在するなら。
深緒は目を細め頭をかいた。
松田深緒