mbti恋愛学園

俺は、INTJ。ごく普通の高校生だ。

今日は、転入生が来るらしい。

興味ない。

がらがらっ

うわぁ…なんだこいつ

関わりたくないな。

最前列にも空きはあるのに態々…

まあいいか…左隣はENFPだし。

よろしくするつもりはない。

が、興味が無い訳でもない…

前言撤回…

こんな阿呆に興味なんて無い。

たかが…席が隣なだけで、

こんな面倒事まで押し付けられるとは。

行くか…

…って、

、　　もぐもぐ）

あぁ…避難用の経路図か

全部知ってて、俺に場所案内頼んできたのか…

がしっ）

ぱっ）

くそ…あいつ驚いてた。

俺は、昔から人との距離感が分からない

初対面なら尚更、突然触られると固まってしまう

だから、極力ああいうタイプとは関わりたくない

ENFPとは、いわゆる幼馴染

小学校の頃からお互いを知っていて、

俺の事情も理解してくれている

唯一俺が信頼している人間だ

…そうだろうか、完全に無自覚だ。

原因……

…まさか、？

ﾄﾞｷｯ

わしゃわしゃ）

♪〜

戻ってこなかったな…

…ENTP。

興味の惹かれる奴ではあるが、恋愛としてではない。

…と、思う。

ﾋﾞｸｯ

ﾄﾞｷﾄﾞｷ

なんだ、？触られてないのに…

身体が熱い。

それまでに、冷静になろう…

ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

危なかった…っ

お前は、俺のことが…

好き？

…っ聞いたって、どうにもならない。

こんなこと、考えたって…仕方ない。

♪〜

放課後〜

ﾎﾞｿｯ

俺の調子を狂わせる、得体の知れない奴…

ENFPは、何か勘づいているのか…？

ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

ガチャ

空き教室なだけあって…

狭い……

やっぱり…

…近い、な。

ﾄﾞｷﾄﾞｷｯ

どうって…質問に質問で返すなよ、

（ じっ　　、

ちゅっ

…っは？

ｶﾞｸｶﾞｸｯ

は…離れないとｯ

（ 逃　、

どんっ）

逃げ場が…ない。