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主
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こちらの作品はirxs様のnmmn作品です BL要素が含まれますので苦手な方はご注意下さい また、コメント欄では 検索避け(例:🤪くん、青くん)の方 よろしくお願いします ※ご本人様には一切関係ありません
ガチャ
青
赤
赤
今日も仕事から帰ると りうらが出迎えてくれる
今日は何かをしながら 鼻歌を歌っとった
青
片手でネクタイを 緩めながら尋ねる
赤
赤
青
赤
小学校ぐらいの頃に笹が配られて 飾りを作った記憶がある
一生懸命折り紙を折った記憶が懐かしい
赤
青
二人でサイトを見ながら折っていく
最近は折り紙なんて 触ってへんかったし、 なかなか難しい
青
赤
青
青
赤
俺の折ったんはお世辞にも 綺麗とは言えへん
ガタガタやし、不格好や
対してりうらのは 丁寧に折られとって綺麗や
りうらは気を遣って 言ってくれたんかもしれんが、 かえって惨めに思えた
赤
青
赤
細かい作業は始めるまでは 面倒やけど始めたら時間を忘れてまう
大の大人が並んで折り紙をしとるんは、 側から見たら異様な光景かもしれんが 二人とも熱中しとる
赤
青
青
気づけばかなりの量の 七夕飾りができとった
二人で協力して 笹に飾りつけていく
青
赤
笹の葉の緑と折り紙の カラフルな色の コントラストが綺麗や
赤
青
赤
青
ニヤッと怪しげな笑みを 浮かべとるりうら
その意味深な表情と 言葉に怪訝に思う
赤
青
パタパタとスリッパを 鳴らしながら部屋へと駆けていく
一体何のことか見当もつかへん
赤
青
赤
赤
差し出されたんは長方形の色紙
よく考えれば 七夕といえば短冊や
最近書かへんから すっかり忘れとった
青
赤
ペンをクルクルと回しながら 何を書くか思案する
確かこういうのって努力で 叶えられる願いを書くんやっけ
赤
上機嫌にペンを走らせとる りうらを横目に俺も書き始める
りうらはどんなことを 書いとるんやろうか?
ふざけそうでもあるけど、 なんだかんだ真面目やしな〜
予想するんが難しい
赤
青
青
赤
青
りうららしい願い事や
結局シンプルやけど願うのに ちょうどいいんはこういうんや
赤
青
赤
赤
青
赤
頬を膨らまして俺を ジト目で見つめるりうら
そんなことしてもかわええだけや
青
赤
赤
ガラガラガラ
赤
青
ベランダに出ると 満天の星空が広がとった
まさに圧巻や
赤
青
今日は織姫と彦星にとって 一年に一度の特別な日
この天の川を渡って二人で 思い出話に花を咲かせとるんやろうか
青
赤
青
七夕は確かにロマンが あるとは思うけど、 りうらの理論はよくわからん
まぁりうらもかっこつけたい 年頃なんやろ
青
赤
青
赤
二人で夜空を見上げる
爽やかな涼風が頬を撫でる
横目でりうらを見ると 艶やかな赤髪が靡いとった
ルビーのような真っ赤な瞳と 大人で色っぽい表情
その全てに見惚れてまう
赤
青
赤
青
見ていたことがバレてたじろぐ
きっと今の俺の顔は真っ赤や
赤
妖艶な笑みを浮かべながら りうらは俺に問いかける
その表情に生唾を飲む
青
赤
青
やっぱりこの小悪魔には 一生敵いそうにない
赤
青
あれから少し経って、 すっかり外は真っ暗になった
やから中に戻ってりうらが 夕飯の支度をしてくれとる
りうらは料理上手やから 毎日食べれてホンマ幸せや
赤
青
赤
赤
青
七夕に行事食なんてあったんやなぁ
知らんかったわ
正月はおせち、節分は恵方巻きとか 他の行事はパッと思いつくけど 七夕になんか特別なもん食べる印象がなかった
二人
ズルズルと音を立てながら 素麺を啜っていく
さっぱりとしとっておいしい
青
赤
青
夏の風物詩といえば やっぱりそうめんや
子供の頃の夏休みにそうめんを 毎日のように食べとったんが懐かしい
青
赤
青
確かに言われてみたらそうめんは天の川っぽい
りうらの作ってくれたそうめんには 輪切りのオクラとミニトマトが乗っとる
二人
静かな部屋にそうめんの 啜る音だけが反響しとる
二人で作った七夕飾りの中に 吊るされとる赤と青の短冊
赤の短冊には 「ずっと楽しく過ごせますように」 というりうらに願い事が書かれとる
そして、、、
青の短冊には 「これからもりうらと一緒におれますように」 という俺の願い事が書いてあった───