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夜の街は明るい
だけどその明るさは人々の心を見てるようにも見える
この明るさがいつしか
暗くなる頃には
人々の心はどす黒くなるかもしれない
朝
いつも通り私は外で踊る
夜まで踊る
それが私の仕事
芽美
芽美
通行人
通行人
通行人
通行人
通行人
芽美
人々が言うことは大抵慣れた
いつも私をバカにしたり
私を軽蔑する
でも、これは私の仕事
辞める事など許されない
通行人
通行人
芽美
芽美
??
芽美
??
??
芽美
芽美
時間になればマスターが迎えに来る
??
ボスッ
芽美
芽美
芽美
??
芽美
私のご飯は誰かの食べかけ
もしくは腐ったもの
そして朝になったらまた踊る為にマスターに連れられる
こんな日々でも全て
慣れた
??
芽美
通行人
通行人
通行人
芽美
芽美
芽美
??
芽美
??
??
??
??
??
??
??
??
僕が貰います
??
芽美
??
??
芽美
??
??
芽美
??
芽美
??
芽美
??
数日後
芽美
芽美
私の仕事は
踊ること
通行人
通行人
芽美
??
芽美
??
??
芽美
芽美
どんな生活だろうか
いや、同じ生活だろう
私には関係ない
使用人
芽美
使用人
使用人
使用人
芽美
使用人
芽美
使用人
芽美
綺麗な部屋だ
芽美
芽美
芽美
芽美
芽美
ガサゴソ
芽美
芽美
コンコン
芽美
使用人
使用人
芽美
使用人
使用人
芽美
使用人
芽美
芽美
芽美
使用人
南波
芽美
南波
芽美
芽美
芽美
南波
南波
南波
使用人
使用人
芽美
しばらくはこの家の案内
使用人達のルール
今後の対応等教えてもらった
後で知ったことだけど
南波さんが館主のこの家は絵に描いたような豪邸ではないらしく
中身はスカスカの家だと言う
確かに言われてみればこの家はあまり大きくない
高価な物もそれほど置いてない
そして私の仕事は
主に雑用係、そして
踊ること
芽美
芽美
芽美
南波
芽美
南波
芽美
芽美
•*¨*•.¸¸♪.•*¨*•.¸¸♬
南波
南波
芽美
南波
芽美
•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
使用人
使用人
南波
南波
芽美
南波
芽美
芽美
芽美
私の仕事は雑用係
..........
辛い
マスターの頃と同じ生活
私の人生は何だろうか?
私は踊ることしか出来ないのか?
あれからどれぐらい経っただろうか
私の仕事は定着し
給料も貰えた
でも、給料に関しては使用人さんを通して
家の修理代に使わせてもらった
私にお金を渡したって
使い道など何も無い
その反面
仕事の量が一気に増えた
使用人達が私に仕事を押し付け
先に部屋に行ってしまう事が多くなった
こんな事南波さんに知られたら
迷惑になるかもしれない
だからずっと黙った
南波さんに迷惑をかけないように
迷惑をかけないように......
数ヶ月後
私は無意識に南波さんがよく行く
図書室へ行った
芽美
芽美
芽美
芽美
芽美
私はその本を手に取り
よく見た
その本は私にはよく分からない内容だった
難しそうな文字が羅列しているだけのもの
芽美
芽美
芽美
芽美
コンコン
使用人
芽美
使用人
使用人
芽美
芽美
使用人
ガチャ
芽美
芽美
芽美
ご飯の味なんていつからだろう
とっくに忘れた
体がだるい
でも痛みさえ感じなくなった
私は..........
あれからどれくらい経っただろう
私は完全にあの人の
人形となった
今日もあの人と一緒に踊る
南波
南波
使用人
南波
使用人
使用人
南波
使用人
使用人
芽美
南波
芽美
南波
芽美
•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
使用人
使用人
芽美
今日は南波さんの誕生日
芽美
芽美
使用人
使用人
南波
使用人
使用人
芽美
南波
南波
使用人
南波
南波
使用人
南波
芽美
南波
•*¨*•.¸¸♪.•*¨*•.¸¸♬
辛い
使用人達の目線が怖い
でも、南波さんに迷惑をかけないようにしなければ
私が我慢すればこの人は......
南波さんは......
笑顔で......
南波
南波
芽美
私は泣いていた
泣いてる意味すら分からないのに
芽美
南波
芽美
南波
南波
南波
南波
芽美
南波
南波
南波
南波
芽美
南波
南波
南波
芽美
私はどれだけ
どれだけ我慢したんだろう
南波さんの言葉一つ一つが
私の心に刺さった
芽美
芽美
南波
芽美
迷惑をかけてたのは
私だったかもしれない
芽美
南波
南波
芽美
それから南波さんと踊った
夜が明けるまで踊った
使用人達の態度も南波さんのお陰で変わった
その時から私の人生の意味が分かった
私の人生は
南波さんを笑顔で居させる事
その為に生きてる
私は生きてる
私は人形なんかじゃない