研磨の姉はクロの彼女

AM.10:28

(ない…！！)

AM.10:46

注文した

クロ､研｢許さねぇ/許さない｣

波瑠side

三人｢『副主将なんだから全部やれ』｣

あれは、中学3年の頃、 元世界三本指に入ってた 女子バレの副主将だった私、 孤爪 波瑠の話

試合には何回か、ピンチサーバーぐらいでしか入ってなかった気がする。 でも空気は確実に変えてた、 まぁ人生はそう甘くないって事だね、、 私が周りから言われてた異名。 ｢ベンチの副主将｣ 今でも思うよ、私なんかが副主将だったんだろうって。 それでも私が諦めなかったのは、 幼なじみと弟がいたから、

まぁ、クロと研磨だね。 二人はいつも来てくれてたけど、 試合に勝っても 私は決して自慢はしない。 ある時はこう。 何がピンチサーバーだよ…… ミスして…ノータッチアウト。 バカバカしいな……

思ったよ、 辞めて仕事の忙しさ思い知らせてやろうと 性格悪すぎたな。 あの時の自分。 今やるとしたら絶対2人に止められる

3年前 中学

きゃーー！！♡♡

ｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶ

ｶﾞﾗｯ

突然体育館側の扉が開いて さっきの後輩がいた。 しかもその後ろには 幼なじみのクロも、 別にクロが居ることには驚かない。 たまに 男女混合練習してたから。 今日もそれだった。 まぁ、だから研磨がいる訳だね、 後輩がこっちに来て胸ぐら掴んできた。 今思うと……なんで胸ぐら掴んでまで言うことだったのか、とか思ったり。

クロも研磨もびっくりしてた。 その顔を見て分かった、 そう、私が何を言われたのか。 『"役立たず"』 別に予想外ではなかった、 後輩はずっと私の事をそう思ってたんだ。 いつも通り練習の日も、皆からの 視線、対応、言葉も"全て"冷たかったから

研磨side

正直、波瑠の事バカにした この人達と練習なんてしたくない。 クロもそう思ってると思う… クロは、波瑠の事ずっと前から 好きだったから。 俺には分かるよ。 好きな人を侮辱された気持ち。