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ある国の四人の王子様と売られた四人の子達

第49話 - 第四十六話　違い

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2023年07月26日

#ご本人様には関係ありません

#異能力

#病み

#からぴちBL

雷(ライ)＠休止

雷(ライ)

こんにちは、雷です！

雷(ライ)

投稿遅くなり、すみません。

雷(ライ)

夏休み入ったんですが...最近部活やらなんやらで、忙しくなってしまっています。

雷(ライ)

ただでさえ低いのに投稿頻度がさらに下がってしまうかもしれません。ごめんなさい。

雷(ライ)

それでは、どうぞ

湯杏の部屋

赤川湯杏

ｺｸﾝｺｸﾝ

虹丘直樹

眠いですか？

赤川湯杏

はい...ｺｸ

虹丘直樹

いいですよ。寝て

赤川湯杏

ちょっと、こわいです

虹丘直樹

じゃあ手握っててあげます。

虹丘直樹

安心して寝てください

赤川湯杏

はい...ｽｰｽｰ

虹丘直樹

相当お疲れのようでしたね。

虹丘直樹

首輪のこととか共有した方がいいのかな？

虹丘直樹

一応首輪のことだけ共有しとこう

達哉の部屋

柚黄達哉

......

柚黄達哉

(ダサいな。トラウマごときで倒れるなんて。失望されたかな？好かれてる自覚はないけど、嫌われちゃったかなぁ？)

柚黄達哉

奴隷...だしな。

柚黄達哉

別にどうだっていいか

瓜の部屋

黒牙瓜

...(取り乱しちゃった...捨てられるか？迷惑しかかけてないしな...)

虹丘広瀬

瓜さん？

黒牙瓜

はい。どうされましたか？

虹丘広瀬

いえ、じっと一点を見つめていたので

黒牙瓜

ボーッとしてただけですよ。

虹丘広瀬

それなら良かったです。

黒牙瓜

(なんで、疑わないんだろう？どうして優しくするんだろう？)

虹丘広瀬

...その首輪、気に入ってるんですか？

黒牙瓜

そういう訳じゃ無いですよ。

虹丘広瀬

じゃあ、せっかくですしもっと似合うネックレス、買いに行きましょう。

黒牙瓜

そんな...悪いですよ。

黒牙瓜

たくさんの物を頂きましたから。

虹丘広瀬

だってその首輪、きっと施設の人につけられたんでしょ？

黒牙瓜

...ｯ！

黒牙瓜

違いますよ...！前の飼い主様が似合うようにつけて下さったもので...

虹丘広瀬

無害の保証は無いでしょう？

黒牙瓜

...大丈夫、ですよ？

黒牙瓜

今まで一度も何もなかったですから...

虹丘広瀬

ふーん...

虹丘広瀬

でも、そんな生々しい物よりも、きれいな宝石のついたネックレスが似合うよ。

黒牙瓜

そうですか...

虹丘広瀬

(直樹さんのメッセージはこの反応を見る限りホントみたい。)

虹丘広瀬

その首輪、外せないの？

黒牙瓜

ｯ...

黒牙瓜

前の飼い主様が鍵を無くしてしまって...

虹丘広瀬

能力ではずせると思うけど？

黒牙瓜

...全部、知ってるんですか？

虹丘広瀬

えぇ。知ってます。

虹丘広瀬

湯杏くんが教えてくれたみたいですよ？

黒牙瓜

...湯杏､、

黒牙瓜

アイツなりに自分なりの場所を見つけたんだな。

虹丘広瀬

どうでしょうね？

虹丘広瀬

その首輪は、俺らなら壊せる。

黒牙瓜

これを...

虹丘広瀬

どうします？要らないなら壊しますけど...

黒牙瓜

...王子様ってのは危機感がないんですね？

虹丘広瀬

どうして？

黒牙瓜

一度裏切った。これが外れれば実質自由だ。俺らは何しでかすか分かんないじゃないですか

虹丘広瀬

別にいいよ。瓜さんがそれで良いなら。

黒牙瓜

は....？

虹丘広瀬

要は自由になって欲しいんです。

黒牙瓜

自由に....？

黒牙瓜

....自由って何ですか？

虹丘広瀬

ん～...そうだな

虹丘広瀬

ある程度の規定を守った中で好きにしていいよってこと....？

黒牙瓜

俺達を売った奴らみたいな人ですか？

虹丘広瀬

違う。あれは自分勝手だ。

黒牙瓜

？？？

虹丘広瀬

自分勝手は、周りを気にせず好き勝手にする事。要は私利私欲のために周りに迷惑をかける人みたいな？

黒牙瓜

？？？

虹丘広瀬

....難しいですよね。

虹丘広瀬

まぁ、この話は良いんです。

虹丘広瀬

要は、逃げたいなら逃げてもらって構わないって話。

虹丘広瀬

瓜さんはどうしたい？

黒牙瓜

どう....

虹丘広瀬

まあ外れた後のことは深く考えなくていいよ。この首輪がいるか要らないか。

黒牙瓜

い......ない

虹丘広瀬

分かりました。

黒牙瓜

あっｶﾋｭ

黒牙瓜

ｺﾞﾎｯあっうぅ

虹丘広瀬

大丈夫です。すぐですよ。

虹丘広瀬

空　台風

ﾊﾞｷｯﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷ

黒牙瓜

ｹﾞﾎｯﾎｺｯはぁはぁ

黒牙瓜

本当に取れた...

黒牙瓜

あっ...答え､、

虹丘広瀬

まだ、決まらないんでしたら、しばらくここで考えたら良いんです。ここにいるって選択をしたときは、うちはいつもウェルカムですよ！

黒牙瓜

(眩しいな...)

外を見ると何もなかったかのようにすっかり晴れていた

黒牙瓜

(きれいな青空...何だか広瀬様と似ているな)

虹丘広瀬

どうしたんですか？

黒牙瓜

いいえ、何も...

虹丘広瀬

そうですか？

喪服の部屋

柴田喪服

(いいのかな...？話しても)

柴田喪服

...渡縫様なら

柴田喪服

(受け止めて、くれる？)

虹丘渡縫

俺がなぁに？

柴田喪服

渡縫様...何も無いですよ？

虹丘渡縫

それならいいけど...

虹丘渡縫

何かあったらちゃんと言ってね？

柴田喪服

はい。

柴田喪服

(なんて優しくて、純粋なお方なのだろう？)

柴田喪服

(この純粋さは俺が汚してはいけない。過去は過去だから、さっさと忘れればいい。何だか、胸が痛いな。)

虹丘渡縫

ねぇ？

柴田喪服

どうされました？

虹丘渡縫

いつも静かに微笑む喪服くんの瞳の奥には不安な色が混ざってるの。

虹丘渡縫

不安なこと、ある？ちっちゃなことでもいいよ。

柴田喪服

いえ、単に上手くやっていけるかなって思ってただけですよ。

虹丘渡縫

...俺さ、動物の能力だからかわからないけど、動物が怯えたりとかの感情とか、動物の気持ちがわかるんだ。

柴田喪服

はい...？

虹丘渡縫

いつも、喪服の気持ちはなにかと葛藤している。怯えたり、不安な気持ちもあるけど、何かを伝えたいようなそんな感じがする。

虹丘渡縫

今言ってほしいって言わないけど...俺はいつでも、いいよ。待ってる。気にせず言ってほしいな。

柴田喪服

...ｯ

柴田喪服

(優しさに溺れて、引っ張られて行ってしまいそう。優しいからこそ、言えないよ。自分は、きれいなものじゃない。きっとここにだっていちゃいけない。)

柴田喪服

...大丈夫、ですよ...？

虹丘渡縫

それならいいよ。

柴田喪服

...ﾆｺｯ

虹丘渡縫

ｯ...

虹丘渡縫

(ずっと誤魔化し続けることは、大変だよ？俺は知ってるから、無理はしてほしくないよ)

柴田喪服

(全部吐ければ楽だけど...あの人を自分のためだけに、傷をつけるのは絶対にダメ...もっと違う人にその優しさを分けて貰えればいい。)

虹丘渡縫

喪服くん、もういいよ？

柴田喪服

...何がですか？

虹丘渡縫

ｽﾞｲｯ
(顔を近づけて、喪服の唇に人差し指を当てる

柴田喪服

わっ...

虹丘渡縫

そうやって、隠そうとするの。

柴田喪服

...！

虹丘渡縫

俺のことはいいの。喪服くんが思うほど、俺はキレイじゃないよ？

虹丘渡縫

ねぇ、喪服くん？俺って頼りない？

柴田喪服

そんなことないですよ。

虹丘渡縫

喪服くんに無理をさせるような空気作っちゃった自分なりに頑張ってもやっぱりダメかなぁ...

柴田喪服

そんな...！渡縫様が悪いわけじゃないですから

虹丘渡縫

でも、喪服くんは苦しんでる。俺以外と基本的に雑談しないのに！他に何が傷つけてるの？俺以外の何が？

柴田喪服

えと...

虹丘渡縫

あ、ごめんね。ちょっと頭、冷やしてくる。

柴田喪服

......。

柴田喪服

(どう、したら...。何がダメ？)

柴田喪服

よっぽど傷つけてるのは俺のほうだな...

柴田喪服

あそこまで、渡縫様を追い詰めちゃったんだ。

柴田喪服

(あんな真剣な顔、はじめて見た。ここにいて、やっと見つかりそうだった。皆以外で話してもいいって思えたのに...もう、ダメかなぁ)

柴田喪服

(真っ直ぐだからこそ折りたくない。)
そのままでいてほしいから...

柴田喪服

(...！そっか、態度を変えられるのが怖いんだ。話して、変に何かを気遣われたり、同情をされるのが嫌だから。ずっと、怖がってたんだ。)

柴田喪服

ちゃんと、伝えないと...！

柴田喪服

(渡縫様は悪くないよって。)

虹丘渡縫

(いつも失敗ばっかりだな...喪服くんも困らせちゃったし...逃げるとか俺最低じゃん...)

虹丘渡縫

(嫌われちゃったかなぁ？)

虹丘渡縫

(俺が頼りないから...俺が､、)

ﾊﾞﾀｧﾝｯ

柴田喪服

はぁはぁ...

虹丘渡縫

...！喪服くん！

虹丘渡縫

大丈夫？どうしたの？

柴田喪服

渡縫さっ

虹丘渡縫

落ち着いて...ゆっくり､、

柴田喪服

俺、怖がってました。

虹丘渡縫

...？

柴田喪服

渡縫様は悪くないです。

柴田喪服

俺が、言った後に、態度が変わっちゃうんじゃないかって、

柴田喪服

だんだん、怖くなって､、

虹丘渡縫

そっか...

柴田喪服

だから、渡縫様に自分を責めて欲しくなくて､、

虹丘渡縫

...喪服くんは優しいよ。

柴田喪服

ずっと、渡縫様の方が優しいですよ。

虹丘渡縫

有り難う。

虹丘渡縫

俺は、同情なんてしないよ。自分がされて一番嫌なことだったから。

虹丘渡縫

俺で良ければ、話してほしい。

柴田喪服

渡縫様がいいです。みんな以外で話してもいいって思えた人だから...

虹丘渡縫

そっか。良かった。

柴田喪服

話しますね。

雷(ライ)

いかがでしたでしょうか？

雷(ライ)

次回は喪服くんの過去です。

雷(ライ)

感想、アドバイス、待ってます。

雷(ライ)

それでは、さようなら。

ある国の四人の王子様と売られた四人の子達

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