拝啓亡くなった君へ

みーつけた

ゲーム終了です(アナウンス)

この作品は、ご本人様方に一切関係ございません

ﾁｭ

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

某年7月16日

とある夫婦が結婚式を挙げた 有名会社の社長と国民的女優の結婚だった

国中が歓喜し、祝った

しかし、それでも喜ばない者がいた

新郎に騙された恋人たち。新郎は、何にもの女性と付き合っていた

それに怒った人達が結婚式に紛れ込んだ

数年前

妹が亡くなった

10歳下の妹とはあまり関わる機会がなかったけれど、大切な妹だった

もしこれが嘘だったら

夢だったら

それ以上幸せなことはなかった

それから俺は必死に頑張った

パソコンなどのシステムを理解したり、ハッキングできるようになった

妹が使っていたスマホのデータを復元したり、必死に亡くなった理由を調べた

必死に調べて、調べて

やっと1人の人物までたどり着いた

某有名会社の社長

その人は、色んな女性と付き合い暴力等を行っているそうだ

その人の問題はメディアも知っていた

それでも彼は、お金でメディアを買い罪を世間に出さなかった

こんなことをして妹が戻ってくる訳では無い

そんなこととうの昔から分かっていた

それでも俺がやり続けるのは1種の罪滅ぼしだったから

妹は

俺のせいで死んだ

父さんは俺が高校生の時病死して、母さんは病弱で働ける状態ではなかった

俺は高校を中退して働きにでた

でもそんなこと親には言ってなかった

心配されたくなかったから

妹も自分の生活費くらい……と調べていた時あの男と会ったらしい

そのあと、あの男に弱みを握られて世間では言えないようなこともされたらしかった

それに耐えれなくなった妹は……

俺が

俺が！！

もしも、高収入だったら幸せで笑顔溢れる家庭があったのかもしれない

これは俺の1種の罪滅ぼしなんだ

拝啓 亡くなった君へ

♡300 後悔