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しーちゃん
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普
コメント
1件
うわ、これ……冒頭から空気が重くて引き込まれました。静かなリビングに時計の音だけ、っていう描写がすごく効いてますね。凛の「別れるか?」のセリフ、何度も繰り返されるうちに「絶望」から「疲弊」へ変わっていく潔の心の流れがリアルで、切なかった……。この喧嘩の理由が「自主トレの優先順位」ってところも、ふたりのサッカーへの真剣さが滲んでて好きです。続き、すごく気になります!
主
主
主
主
主
主
主
注意 甘々bl 凛潔 潔目線、凛目線書き分け有 過激なし 初心者
喧嘩中
リビングのソファの端と端。
1.5メートルほどの距離が、今の俺たちにとっては果てしなく遠い。
テレビの音は消え、聞こえるのは時折遠くを走る車のエンジン音と、壁の時計が刻む規則正しい秒針の音だけ。
重苦しい沈黙が、リビングの空気をじっとりと圧迫していた。
凛
先に沈黙を破ったのは凛だった。
低く、低音の効いた声が床を這うように響く。
いつもならストイックで格好いいと思えるその声が、今は俺の心をちくちくと逆撫でする。
潔
俺は膝の上に置いた拳をぎゅっと握りしめた。
始まりは、本当に些細なことだった。
『ブルーロック』のプロジェクトがひと段落し、海外リーグのオフシーズンが重なったことで始まった、俺と凛の同棲生活。
互いに世界一のストライカーを目指すライバルであり、同時に、誰にも言えない秘密の関係を結んだ恋人でもある。
けれど、一緒に暮らすということは、お互いの「エゴ」のぶつかり合いの連続でもあった。
今日の喧嘩の理由は、次のシーズンに向けた自主トレーニングのメニューと、そのための食事管理の優先順位について。
「効率が悪すぎる。お前のそのぬるいメニューじゃ、次のステップで確実に潰れるぞ」と凛が言い放ち、俺が「これは俺の身体のバイオリズムに合わせた計画だ。お前の基準を押し付けるな」と言い返した。
お互いにサッカーが人生のすべてで、絶対に譲れない領域だからこそ、一歩も引けない。
凛
凛
凛は冷徹な瞳で俺を射抜く。その目が、ふっと細められた。
凛
――まただ。
心臓の奥が、冷たい氷の針で刺されたようにキリリと痛む。
凛は、喧嘩が始まって自分の思い通りにならないときや、感情の落としどころが見えなくなると、すぐにこの言葉を口にする。
『別れるか?』……最初の頃は、その言葉を聞くたびに世界がひっくり返るような絶滅感を味わった。
「そんなわけないだろ!」と必死にしがみつき、凛の機嫌を窺った。
でも、何度も何度も繰り返されるうちに、俺の心の中には悲しみと一緒に、じわじわとした疲弊が積み重なっていた。
潔
俺はゆっくりと立ち上がった。
下を向いていた顔を上げ、凛の美しいエメラルドグリーンの瞳をまっすぐに見つめる。
主
主
主
♡100↑
主
主
主
主