めちゃくちゃ平凡能力者のちょい変青春

※作者の暴走？によりいつもより少し長くなっております、長めは嫌という方は戻ることを推奨します。

給食のおかわり、それは大食い共が意地と誇りをかけて数少ない残りを手に入れるべく争う一大イベント

普段はこういうのに参加しない僕だが今回は訳あって参戦した。

その訳は遡ること1日前。

瞬間移動のごとき高速移動で冷蔵庫に かけつける。

おのれ母上どうせ何も知らないのに空返事したな。

まぁ僕へのお小遣いが家庭の金銭的負担になるのは重々承知の上だが流石に3ヶ月小遣いなしは酷くね？特にそういう罰とかでもないし

その後ナナミといつものように某7つの願い玉が出てくるバトル漫画を彷彿とさせる取っ組み合いになった。

というわけで今日の給食はせめてもの癒しに絶対におかわりプリンを勝ち取りたいのだ。

まぁ給食のプリンごときで高級プリンの喪失の痛みを補えるとは到底思わないけどまぁ、少しでもね？

うちの学校ではよそられた物を食べきらなければ、おかわりは出来ないなので早めに食べる必要がある。

今日の献立は…コンスープとノーマルパン、そして鶏肉に豆サラダだ。

幸いにも嫌いなものはない、我ながら運が回ってきたというもの。

席替えして後ろになったモブ子がやたらプリンを凝縮してくるのを除けば…

他はまだ食ってる、女子陣営は可愛いアピールの為かそんなにガッツリ行く人居ないし、いつもおかわりする連中もまだ食べてるぽい、いけるぞ今回は！

数少ないプリンのおかわりをかけた仁義なき戦いが始まろうとしていた。

負けるつもりはない、おかわりじゃんけん…残ったプリンは2つ、勝者と敗者がそれぞれ半々に決まる。

最初に一回やって負けた方同士と勝った方同士でじゃんけんをし勝った方がプリンを獲得できる。

人は初手にグーを出す確率が1番高いらしいと『じゃんけん必勝』(定価4万円で後にデタラメと判明)に書いてあった。

敗者の戯言は無視して次に進もう

いやまてよ？普通に超能力者が日常に潜んでる世界観だし割とマジで心読めたりする？小説的にも学園にもう一人超能力者がいたとか鉄板だし…

だとすれば…これほど厄介なことはない頭をできるだけ真っ白にして勝負に望まなければならない

ええい本能に出す手を任せ、頭を空っぽにして挑むしかない！

決まらねぇ…え？ほんとにこの人超能力者ですか？

ただの杞憂だった

こうしてプリンを勝ち取った(もう一つは重克がGET)

それにラッキーなことに席周辺の人がプリン無理だったみたいで6個ぐらいどっさり貰った。

プリンの痛みはプリンで癒す、幸せなプリンタイムを過ごせるなんて幸運だ

無　　理

お腹キツイ…

調子乗って引き受けるんじゃなかった…

流石に合計8個のプリンを食うのはキツイ…限界なのにまだ2個残ってるし…

でもここで残したら…おかわりしたのに

とか言われるだろうし…どうにかならないか、てかさっきからモブ子のプリンへの視線が…そんなに欲しかったならおかわりの時こいよ

…ちょっと待てよ？

すっごい喜んでるのが顔に出てる、まさにWin-Winって奴だ

こうしてなんとか乗り切り自宅に帰ってきた、もうプリンはしばらく要らないな

ま、まさか…！

結局長くなりすぎたしオチも雑だな…

というわけで次回はまた一週間後になるかと思います

長めと短めどちらがいいのか模索していきますが、また次回に