〇〇
オッパより素敵な人探さなきゃな…
ポツリと呟くと同時に背中に何かがぶつかる…振り返った瞬間、何かに強く抱きしめられた
この匂い…この腕…
〇〇
え、?オッパ…?
ユンギ
ふざけんなよ!何勝手に出て行って…
走ってきたのかオッパの息が切れていた
〇〇
だ、だって…オッパは私の事なんて…
その言葉を遮るように、オッパが私の頬を両手で包み込む。
ユンギ
愛してるに、決まってんだろ
〇〇
え…?
ユンギ
好きだからからそばにいる、愛してるからこんなにもッッ…
そこまで言ってオッパが声を詰まらせた その頬を、涙が伝っていた
ユンギ
優しくしてやれなくて、ごめん…
ユンギ
お前が何も言わないから甘えてた。ちゃんと言葉にしなきゃならなかったのに…
ユンギ
愛してるから…どこにも行くな…
〇〇
オッパ…私でいいの?
ユンギ
お前以外いらねぇーよ
その言葉を聞いて、胸が温かいもので 満たされていく。
そっとオッパの背中を抱き返し 大好きと囁く
ユンギ
知ってる
そう言ったオッパの声が かすかに震えていた。
私とオッパは手を繋いで家に帰った。