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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

〜放課後〜

キーンコーンカーンコーン

場地さんと付き合った。

最初はマイキーくんを見てる場地さんを見たくなかったから告白した

そんな自分勝手な気持ちだった。

でも、あの時

付き合う時のあの帰り道

場地さんは初めて心を開いて話していた

いや、いつも心を開いて話してくれる

でも、その「心を開く」とは少し違っていた

初めて、

彼の心の声を聞いた気がした

そんな彼を、

守りたいって

あの時そう誓った

だから今日は、

ガラガラッ

場地

千冬ぅ〜

場地

帰んぞ〜

千冬

あっ…、すんません場地さん

千冬

今日は大事な用事があるんです

場地

大事な…?

千冬

はい

千冬

だから今日は一緒に帰れません

場地

…そうか

場地

じゃあ帰ってきたら連絡してくれ

千冬

はい

場地

じゃあな

千冬

はいっ!

場地が教室から出ていく

千冬

………

一虎くんに会いに行く

カランコロン…

店員さん

いらっしゃいませ

店員さん

おひとり様でしょうか?

千冬

(まだ一虎くん来てないんだ…)

千冬

(…いつも俺より先に来るのに)

千冬

…いや、後からもう1人来るんで、

千冬

2人っす

千冬

んで、できれば窓際の席お願いします

店員さん

かしこまりました

店員さん

では、こちらへどうぞ

カタン…(席に着く)

店員さん

お決まりでしたらお呼びください

千冬

………

千冬

…ふぅ〜、

千冬が大きく深呼吸をする

千冬

(なんかすげー緊張する…)

カランコロン…

千冬

…!

一虎

一虎

一虎

いたいた

一虎

千冬〜

一虎

めずらしいな

一虎

こんな窓際の席

千冬

………

一虎

…?

一虎

どした?

千冬

一虎くん

一虎

ん?

千冬

………

千冬がニヤつく

一虎

…???

千冬

ふふ…ふ、///

一虎

…いやいきなりどした?

一虎

お前大丈夫か?

一虎

怖いぞ?

千冬

実は…

千冬

場地さんと付き合うことになりました!

一虎

…!

千冬

つっても半ば強引に付き合ったようなもんスけどw

千冬

本当に俺で後悔してないかなー…なんて…

千冬

…って一虎くん聞いてます?

一虎

…えっ、あ、うん

一虎

良かったな!

一虎

おめでと!

千冬

はい!

一虎

………

一虎

…じゃあ〜……

千冬

…?

一虎

これで最後だな

千冬

え?

一虎

こうやって会うの

千冬

何でですか…?

一虎

だって、

一虎

もともと俺と千冬が会う理由って

一虎

場地と付き合うためだろ?

一虎

もう付き合ったんだから俺必要なくね?

千冬

…!

千冬

(確かに…)

千冬

(こうやって会うのは場地さんと付き合うために一虎くんに協力してもらうようにしてたからだ…)

一虎

それに…

一虎

お前俺のことあんま好きじゃねぇだろ?

千冬

………

違う…。

確かに最初は軽そうな人だって思ったから信用なんてしてなかった

だから週に1回会うように自分で決めた

でも…

場地さんと俺が何かあった時、

真っ先に話したいのは一虎くんで、

1番に話を聞いて欲しいのは一虎くんで、

週一だけじゃ物足りなくなっていた

千冬

(これじゃまるで…___)

千冬

………

千冬

…そうッスね

千冬

今も昔も一虎くんのこと苦手ですねw

一虎

はぁ!?

一虎

なんだよぉ〜…

一虎

あんだけ俺に相談してたんだから少しは好感度アップされてるかなとか思ってたのに〜…

千冬

WWW

千冬

無理ですよw

一虎

決めつけんなし!

千冬

WWW

千冬

じゃあ〜…

千冬

俺帰りますね

千冬

今までありがとうございました

一虎

そんな永遠の別れみてぇなこと言うなよ

一虎

集会で会うじゃんか

千冬

確かに

一虎

お前……

千冬

WWW

千冬が一虎に手を振りながら帰る

千冬

じゃ!

一虎

…!

一虎が振り返す

一虎

…ふ……、、

一虎

(…嬉しそうな顔しやがって)

一虎

………

一虎

(もう動くことすら許されねぇじゃん…)

千冬

(わ…)

千冬

(雨降ってきたし)

千冬

(そういや、天気予報で雨降るって言ってたような気が…)

???

ん?

???

あれ、千冬じゃねぇか

千冬

…?

千冬

あっ!

千冬

場地さん!

場地

さっきぶりだな

千冬

どっか行ってたんスか?

場地

おー

場地

ちょっと用があってな

場地

千冬は?

場地

用事もう終わったん?

千冬

あ…、はい!

場地

んじゃ帰るか

千冬

はいっ!

場地

ん…ほら

場地が手を差し出す

千冬

…!

千冬

え…?

場地

~~…あ〜もうっ

場地が千冬の手をとって繋ぐ

千冬

…!///

場地

お前少女漫画好きな癖に鈍感すぎ

場地

手ェ差し出されたら分かんだろーが…///

千冬

!?///

千冬

(場地さんの口からこんな言葉が出るなんて…)

俺たちの関係は変わったんだな

ばいばい

俺の初恋

この作品はいかがでしたか?

751

コメント

14

ユーザー

おっ腐

ユーザー

変態になりそうです((((もう変態

ユーザー

千冬が鈍感なの可愛すぎる……。エヘヘ

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