マスター
「人生バー」です。
マスター
そのまま「人生のバー」
マスター
マスター
カランカラン
三笠
ここで会ってるかな?
マスター
三笠
マスター
お名前は?
三笠
三笠
マスター
三笠
マスター
三笠
マスター
マスター
マスター
カクテルをさし出した。
三笠
マスター
ここに来たってことは、覚悟はお有りで?
三笠
マスター
三笠
これは、5年前の話だった 三笠は、傘売りの子だった
三笠
警察
警察
三笠
三笠の母は、奇病にかかっていた
警察
三笠
借金取り
三笠
傘は売れなくて…。
借金取り
警察
三笠
三笠には、左手の指がない
三笠
母
三笠
母
この薬も?盗んだの?
三笠
母
母
三笠
母
ドカン!
警察
借金取り
母
三笠
警察
借金取り
三笠
母
三笠
母
その一カ月後に母は、亡くなった。 母の最期の手紙にこう書いてあった
母
私はまっとうに生きたいし、まっとうに死にたかった。これでよかったと思う。三笠、あなたはまだまだ若い。何回でもやり直して。
空の上から応援しています。
頑張って。
三笠
三笠
時が止まった
三笠
三笠
三笠
三笠
もうどのぐらい泣いただろう。
三笠
三笠
ふらふらとふらふらと
三笠
崖に向かって歩き始める
三笠
そんな時だった
誠司
誠司
三笠
誠司
三笠
彼はずっと黙っていた。三笠が 話すまで。
三笠
三笠
誠司
誠司
三笠
誠司
三笠
誠司
誠司
三笠
誠司
三笠
三笠
誠司
誠司の家
三笠
誠司には、病気だった。
誠司
誠司
すべて。
三笠
境遇が、似ていたからだろうか 優しいかったからだろうか 三笠は、すべてを長く長く話した。
三笠
誠司
誠司
三笠
それから、三笠は彼の家で過ごした 介護と、彼との生活で私は救われた
三笠
1年後 ずいぶん生活とは、仲が良くなっていた。
誠司
三笠
父
三笠
三笠は、深く考えたことがなかった 自分の名前がないことが
誠司
誠司
父
三笠
三笠
三笠
誠司
三笠
誠司
三笠
誠司
三笠
誠司
父
三笠
本当に幸せだった。 だったのに…。
そんな人達が、殺されたなんて 信じたくなかった
作者
作者
本当にありがとうございます。
作者
作者
リア友です。
作者
作者
作者
作者