いふ
いふ
『まろ!』
『どうせ、また傘忘れたんでしょ?w』
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
『……、』
『にゃぁあっ……』
いふ
猫
いふ
いふ
雨の中、狭い路地裏にぽつんと佇んでいるその姿に少し驚いた。
いふ
いふ
猫
いふ
いふ
いふ
猫
いふ
引っ掻かれるかと思ったが、猫は存外人懐っこかった。
いふ
濡れた薄桃色の短毛。
いふ
……
いふ
いふ
猫
いふ
取ってつけたような理由。
別に。本心だ。
いふ
猫
いふ
雨が好きじゃなかった桃髪の君に似てるなんて
…全然、思ってないよ
いふ