この作品はいかがでしたか?
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主
主
主
⚠下手です ⚠暴力表現が含まれます ⚠いむしょー喧嘩します ⚠ちょっと青組仲良し要素があります
初兎
仏
仏
仏
どうして恥ずかしそうに言ったのか、 びっくりしないでって言ったのか
それがよく分からなかった
僕が首を傾げていると、 やがてその人は笑い出した
if
if
仏
if
if
笑いがおさまると、 その人は僕に向き直して
クスッ、 と笑って、 聞いた
if
仏
if
そこで笑う方が変だとおもうけどなぁ、 …?
面白い人だなぁ、 と思った
if
仏
家、…か
ズキンッ、 と心が痛む
帰りたくない、 よ
だけど…、
if
if
if
仏
唐突に、 そう言う
if
驚いた顔がこちらを覗く
一瞬びっくりしたようだったけど、 また真剣な顔に戻って、 話を聞いてくれた
仏
仏
まだ素直だった僕は、 思い切って聞いてみた
仏
母
この時から冷たかった母は、 こっちも向かず素っ気なく返事をした
仏
母
仏
聞きたくて必死で、 嘘ついた
最近学校で、 自分の名前の由来を話す人が多かった
仏ってなんで仏なの、 ? って聞かれて、 僕もなんでだろ? って、 思った
母
仏
母
母
母
仏
僕は、 本当に宿題じゃなくてよかったな、 とか
意味わかんないことに安心して、
どうにか気を紛らわせて
早足で部屋へと向かった
仏
顔を膝に埋めて、 静かに泣く
うちは昔からこうだった
気に食わないことがあったらすぐに殴られたし、
家に入れてもらえないことなんて何回もあった
せめてお父さんが、 兄弟がいたらって何回も思った
お父さんは、 一度も見たことがなかった
こんな僕に話しかけてくれる子はもちろんいなかったし、
こっちも話しかける勇気がなかった
今まで何回もお母さんに
「生まなきゃよかった」なんて言われたけど
こんな居場所がない世界に、 僕も生まれたくなかったよ
母
仏
急に、 呼びかけられた
されることなんて、 もうとっくに分かりきっていた
僕は乱暴に涙を拭い、 思いからだを引きずりながらドアへとむかう
地獄へのその扉を、 恐る恐る開ける
仏
母
母
仏
また、 始まった
いつものことだ、 と自分に言いかけても
どうしても怖くて、 足がすくむ
母
仏
母
母
仏
必死に涙をこらえても、 涙は痛みとともに溢れ出す
痛い、 辛い、
どうして僕ばっかり…、
仏
今日もまた、 家を追い出された
いつもの公園につくと、 僕はブランコに腰をおろした
ズキズキと痛む足を見ると、 また涙が出てきそうになって、 必死に堪える
???
仏
誰もいない、 はずだったのに
僕が見なかっただけなのか、 今来たばっかりなのか、 僕には分からない
???
初兎
仏
僕にも話しかけてくれる人がいるの…、 ?
嬉しさよりも驚きが勝って
初兎
初兎
初兎
仏
気づくと僕は、 泣き出していた
初兎ちゃんは、 オロオロと僕を慰めてくれていた
その姿がなんだか可愛くて、 とにかく嬉しくて
仏
仏
涙をいっぱい溜めた目で、 僕はにこっと微笑む
安心したような表情に戻った初兎ちゃんは
僕の手を取ると、 にっこり微笑んだ
初兎
これが、 僕と君の最初の出会いだった
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