TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

元々人の好きな人を奪う趣味なんてなかった。

だけどあの子が来て私の心は壊れた。

 

前の学校

先生

転校生だ

白羽

雪澤白羽って言います!

白羽

よろしくお願いします!

美しくね!?

綺麗すぎる〜!笑

先生

雪澤は〜

先生

あそこの隣に座ってくれ(指差

杏奈(前学)

〘私の隣!?〙

杏奈(前学)

ここです!!(手上

白羽

よろしくね〜!えっと

杏奈(前学)

桜庭杏奈って言います!

白羽

じゃあ杏奈ちゃんニコッ

白羽

私のことは白羽って呼んで!

杏奈(前学)

白羽ちゃんね!

杏奈(前学)

よろしく!

 

休み時間

白羽ちゃんは美しくて魅力的だった。だから

男子の注目の的。勿論女子にも

女子生徒

何処の学校から来たのー?

男子生徒

彼氏いるん?

女子生徒

連絡先交換しようよ〜!

がやがや

最初はそんなに気にしていなかった。

いや。気にならないと言ったら嘘になる。

杏奈(前学)

〘隣がうるさいってだけだけどねꐦ 〙

白羽ちゃんが来て

だんだんクラスは変わり始めた。

男子生徒

雪澤さん可愛いよなー

男子生徒

美しいしね!

男子生徒

もう天使だろ!

男子生徒

いやそれ超えて神じゃね?

男子生徒

確かに!

杏奈(前学)

〘白羽ちゃんの話ばっかりだな〜〙

クラスは白羽ちゃんの話で持ちっきり

気づいたら

男子生徒

雪澤さん荷物持つよ!

男子生徒

いや!俺が持つ!

男子生徒

いやいや俺が!

白羽

みんな喧嘩しないで〜(汗

白羽ちゃんのお手伝いをする人ができたり、

女子生徒

まじでさぁー

女子生徒

白羽なんなん?

女子生徒

男連れてお嬢様かなんかだと思ってない?

女子生徒

分かるー!

女子生徒

きもいよね笑

女子生徒

それな?笑

杏奈(前学)

悪口を言う人が増えた。

男子生徒

雪澤さん”は”可愛いよねー笑

男子生徒

ほかの女子は”可愛くない”よな笑

男子生徒

わかるわー笑

いつしか男子は

他の女子生徒は下にし

白羽ちゃんだけ特別扱いし始めた。

杏奈(前学)

〘白羽ちゃん可愛いしなー、〙

とか、私は思っていた。

 

そしてある日、

いつもの席に座っていた時に

杏奈(前学)

ッ!

白羽ちゃんと私の好きな人。A君が楽しそうに話していた。

2人の距離は近くて

胸が苦しかった。

締め付けられてるようだった。

杏奈(前学)

…、

杏奈(前学)

〘どうして白羽ちゃんなの、?〙

と心の中で叫んだ。

A君が白羽ちゃんに微笑んで

手が触れそうなその時

杏奈(前学)

ダッ

私は教室から飛び出していた。

体が震え

杏奈(前学)

(プルプル

息が出来なかった。

杏奈(前学)

はぁ、はぁ、(荒

杏奈(前学)

私、あんなに必死に頑張ったのに…ポロッ

涙が止まらなかった。

ずっと好きになって貰えるように

アプローチして頑張ってたから。

教室に戻っても

彼の瞳には白羽ちゃんしか写っていなかった。

杏奈(前学)

〘あんなに頑張ったのに…〙

最近仲良くなりお昼ご飯や移動教室も一緒に居たのに。

意識して貰えるようになったのに。

そんな気持ちが膨らんでいった。

それからも2人は一緒に居るようになり

胸がはち切れそうだった。

だから言い聞かせた。

杏奈(前学)

〘これは仕方ない。〙

杏奈(前学)

〘A君には白羽ちゃんの方が相応しいんだ。〙

でも

その言葉を繰り返す度に

自分の努力が水の泡のように感じた。

その度心が壊れていった。

心の中で白羽ちゃんに対しての不満が増えたんだ。

憎しみが膨れた。

何も感じてはいけないはずなのに

憎しみと嫉妬だけが私の心を埋めた。

「どうして私じゃないの?」

「A君を取られた…」

という思いが私を完全に壊していった。

白羽

ーーでさ!笑

白羽

杏奈ちゃん?

杏奈(前学)

え、あ!ごめんなんだっけ?

白羽

だから!

白羽

ーー

白羽ちゃんの前では普通でいようと思った。

だけど、

激しい嫉妬心と憎しみが私の心を覆う。

 

白羽

ー!

A君

ー?

白羽

ーーꐦ

A君

ーー笑

2人が楽しそうにしているのを見るだけで

胸が締め付けられ、耐えられなかった。

杏奈(前学)

…ポロッ

いつしか

白羽ちゃん。いや白羽から

A君を奪おうと思ってしまった。

白羽

…(絶

その時の絶望の顔が堪らなく

嬉しかった。

やっと思いどおりになったんだって。

杏奈(前学)

ニコッ

だから人の好きな人を奪いまくった。

人の絶望した顔が見たいから。

そしたら

杏奈(前学)

(トコトコ

生徒

うわッ

生徒

恋愛泥棒だ〜…

生徒

よく学校に来れるよなー笑

生徒

それな?

杏奈(前学)

恋愛泥棒と呼ばれるようになった。

もし白羽に嫉妬しなかったら。

もし転校して来なかったら、

私の心は壊れなかったのかもしれない。

人間の私達は吸血鬼に恋をした。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

281

コメント

4

ユーザー

そんな過去が会ったんだ(´・ω・`) 思ったより重くてびっくりした 続き楽しみにしています

ユーザー

人のせいにするのはどうかと思うけど! それより許せないのはクラスの男子! 何でお前ら自分が評価できる立場だと思ってんの? マジ腹立つんだけど💢 勝手に自分の基準で人を評価するな💢💢

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚