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ぶくま失です!
ぶぐしつです!
新しい制服。
新しい環境。
新しい出会い。
窓の外を見ると、桜が満開だった。
そして、窓際に座っている僕の隣の席の男。
髪は桜みたいにピンクで、ちょっと愛想が悪い。
不良なのかもしれない。
入学早々、最悪の出会いだ。
ころ💙
さと💗
ころ💙
キレ気味の声が聞こえてきて、思わず彼の方を向く。
すると、しっかり目が合ってしまった。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
見ていたのが桜だったらどうするんだ、と思いながら、素直に謝る。
まぁ、今回は確かに僕が悪かったし。
でも、仲良くなることは無いだろうな、と心の中で思った。
男子 A
ころ💙
隣からの視線を感じながらも、僕は席を立った。
これが、僕たちの始まりだった。
僕は、人のために何かをするのが好きだった。
そうすると、相手は喜んでくれるから。
でも、1人だけ例外がいた。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
まだ手伝うなんて言ってないですけど。
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
僕を睨みながら、そう吐き捨てて彼は教室を出た。
偽善者ぶってるとか言われた僕の気持ちよ。
別に、本心なんだけどな。
ころ💙
他の人とは何となく上手くやれてるのに、彼だけは違う。
でも、いつの間にか僕は彼と仲良くなりたいと思っていた。
だって、僕は知ってるんだ。
彼は、幼い頃に両親をなくしている、という事を。
別に、同情じゃない。
確かに辛かっただろうけど、だから近づきたいとは思わない。
彼に対して、支えてあげたいとかそういう感情は一切ない。
でも、気になったんだ。
誰もやらなかった仕事に気づいて、それをやろうと動ける彼のことが。
授業はいつもダルそうにしてるくせに、サボったことも寝たこともない彼が。
どうしようもなく、気になった。
両親がいない中、今の彼を育て上げたのは誰なのか。
どういう環境で、どういう愛情を受けて育ってきたのか。
知りたいと思った。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
そっぽをむく彼の耳は少し赤くて、こういうことに慣れていないんだろうと思った。
見ていれば、彼がいい人だということは分かるのに。
皆、損してるなぁ。
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
それから僕らは、少しずつ仲良くなった。
彼も、僕にだけは笑顔を見せるようになっていった。
その事実が嬉しくて、僕は彼が大好きになった。
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
珍しく強ばった顔をした彼は、僕より数歩前を歩き出した。
こうやって、隣に並んで歩かないのも久しぶりだ。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
素直な気持ちを伝えると、彼はそっぽを向いた。
僕と彼は、きっと相性がいいんだと思う。
彼は、誰に対しても塩対応だけど、僕は彼の優しさをちゃんと知っている。
人のために動ける人だって、もう知ってしまったんだ。
そんな人のこと、好きにならないわけが無い。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
塩対応な、ツンツンの彼氏から大好きと言われた僕。
そんなの、照れるに決まってる。
さと💗
ころ💙
照れながらも、彼の笑顔を見る。
心から笑った、彼の顔。
それは、何より素敵なものだと、この日僕は思った。
ーENDー
のの ❀
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のの ❀
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