人殺しと君と

キーンコーンカーンコーン

五時のチャイムがなった

教室には生徒が3人、お れは立ち尽くしていた

おれの前には生徒が二人倒れてい たどちらも同じクラスのやつだ。

ふと自分の手に握られている物を見てみると、それはナイフだった。

すぐに状況を理解した………してしまった

どんどんと視界も広がっていく

時計の針がカチカチと数秒なるごとに自分に現実が突きつけられていく

おれと二人以外いない教室 真っ赤に染まった床…

倒れているこいつらは…

おれが殺したんだ…

気持ち悪くて仕方がない

人を刺した？人を殺した

この過ちを全てが自分のやった事…

そう思いたくない

ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ

認めるのが怖い

夏はすぎてもう涼しいはずなのに、体から汗が止まらない…

もう何も、外での部活の声も聞こえず、ただ自分の心臓の音だけがバクバクとうるさくって仕方がない

おれはどうすることも できず学校を出た

ただ走る

もう学校には目を向けないで

向かったのは親友の家だ

震える手でチャイムを押す

ピーンポーン

数秒して禾斗が出てきた

禾斗はおれのことを見てすんごい驚いた

まあそりゃそうだろうな、こんな血まみれの奴見たら誰でも驚く