みんなで……！

めさくそ閲覧注意です

数分後

まさか異国の桜魔も全滅だなんて…

そのせいか、そこら中に魔が大量発生していた

数分後

？？？

あまり遠いところには飛ばしてないから多分ここは東京だと思う

でもここが本当に今までの様な東京の姿とは思えなかった

たくさんの建物が倒れたせいで、ほとんどの人が下敷きになって亡くなっている

今、見た感じでは僕ら以外に生きてる人なんていn…

まずい、この距離じゃ虚空を出したとしても……なにをしようとしても遅い…！

どうしよう……このままじゃ……っ！

ｼｭﾝ ﾊﾞｼﾞｬｯ

絶対に殺られると思って、来る衝撃を覚悟した僕の前に居たのは甲斐田くん

敵が来てるのに１番早く気づいた彼が、油断した僕を庇って……と思っていた

彼の前…身長がデカすぎて少ししか見えないが微かに違う人がいる気配がした

そういえば甲斐田くん、さっきまでふわっちを背中に背負ってたはずなのに…どうして………！

ﾋﾞﾁｬｯ

気づくと、いつの間にか目覚めていたふわっちが甲斐田くんの前で倒れていた

ｸﾞｼﾞｬｯ

それはなんとも一瞬だった

突然ソイツの周りに大きな模様が出たと思ったら、もう既に死んでいた

肉も骨も……跡形もなく無くなっていた

いや、強()

僕が油断したせいで、ふわっちが……

……いや、２人も失いかけた

もしアイツがもう片方の手を出てたとしたら、甲斐田くんも殺られてた

ﾎﾟﾝ

後ろを見上げると、いつの間にか落ち着いた様子の甲斐田くんが僕の頭に手を置いて立っていた

大丈夫だよ…と伝えるかのように僕に優しく微笑み、そのままふわっちに近づく

そして傷があるところに、さっきよりは小さいが同じような模様が現れた

そうすると、みるみるうちに傷は治っていった

本当に、さっき暴れまくってたやつと同一人物とは思えないくらい優しく落ち着いた様子で

その光景に見とれていると、ふわっちの目が徐々に開いていく

……情緒不安定かこいつは()

ﾎﾟﾝ

ｶﾞﾁｬｯ

この調子で、僕らだけだとしても生きていられたら……なんてね