〇〇
...クザン、さん、?
クザン
やっと思い出した?
サンジ
悪いけど、このお嬢さんは俺たちのものだ
クザン
...そう、また戻ってきなよ
クザン
俺はさ、だらけきった正義をかがげてるから。
サンジ
〇〇ちゃん、行くよ。
サンジさんが、手を取った
〇〇
は、はいっ、
クザン
...君に、恋してた。
クザン
でも〇〇ちゃんは、アイツに恋してる。
クザン
引くしかないよなぁ...俺。
クザン
これで、何か変わったかな、、
〇〇
はぁ、はぁ、もうっいいんじゃ、
サンジ
っ、ごめん、レディに走らせてた
〇〇
どうしたんですかっ、
〇〇
いつものサンジさんじゃないみたい
〇〇
焦ってませんか、、
サンジ
そりゃ、!焦ってるよ!
〇〇
っ!サンジ、、さん?
サンジ
焦ってる。好きな女の子が
サンジ
取られそうになったら、焦るだろ
〇〇
え、、どうして...、?
サンジ
俺のご飯を、美味しそうに食べる姿から
サンジ
いや、始めて会ったあの時から、
サンジ
ずっと、一目惚れしてて。好きだった
サンジ
今言うのずるいよな
〇〇
...わ、私はっ、サンジさんのおかげで、
〇〇
みんなとの関係が、できましたっ
〇〇
海軍だってこと、分からなかったのに
〇〇
船に乗せてくれて、ありがとうございますっ!!
サンジ
っ、〇〇ちゃん、、
〇〇
私っ、今まで気づいてなかったですけどっ、
〇〇
好きですっ、サンジさんの事がっ!
そんな発言をした時、
手首に着いている、3時から動かないはずの
時計が動き出した。
ぎゅ、
サンジ
〇〇ちゃんっ、、ありがとうっ
〇〇
何がですかっ、私こそっ
〇〇
ありがとうですよっ、、泣
サンジ
時計っ、動き出したんだね
〇〇
はいっ、これでっ、両思いですねっ
するりと、指を絡める
サンジ
今日から、この手も俺のものだ
サンジ
俺だけって、優越感あるよレディ。
〇〇
ふふ、、私だけのサンジさんですね!!
この時計は、ずっと3時で止まっていたけど
今度は私の心がサンジで止まってしまったみたい
〇〇
ずっと、サンジさんしか、見れない魔法にかかっちゃいました
サンジ
レディ、俺はもうとっくにかかってるさ
ずっと、なんて事はないけど
私たちが生きている限り永遠に
同じ時を生きていこうと決めた
私、海に愛されてる。
溺れた時に助けてくれたこの人に
今度は溺れてしまいそう。
サンジ
〇〇ちゃん、船に戻ろう
〇〇
は、はい。
サンジ
みんな待ってるよ。
新しくできたこの居場所は
私の大切な場所になるよ
だから、過去の自分に囚われてなくて
海賊っていう新たな自分に囚われよう
そしたらきっと、サンジさんの隣で歩いている意味が分かるはず
時計の針は、いつもサンジ!
☆.。.:*・°END