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#文スト
翠
105
遠くから…
コツン…コツン…
部下
部下
太宰
中也
太宰は中也の手首をそっと掴むと、
影に隠れる非常階段の踊り場へと連れ込んだ。
中也
太宰
中也
遠くからさっきの部下たちの声がまだうっすら聞こえる。
部下
部下
中也
太宰はゆっくり中也の前に立ち、
壁際へ追い詰めるように距離を詰める。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
低く、嫉妬のにじむ声。
太宰は中也の顎を指で持ち上げ、
真っ直ぐに見下ろす。
太宰
中也
太宰
そして太宰は、
今度は逃がさないよう中也の後頭部をそっと支えて、
ゆっくり唇を重ねる。
最初は触れるだけのキス。
でも、太宰の呼吸が少し荒くなる。
太宰
中也
中也は小さく震えながらも、太宰の求めに応じて口を開く。
太宰
そのまま太宰は深く、絡めるように舌を滑り入れた。
中也
太宰
中也
太宰は中也の額にちょん、とキスして、嫉妬が滲んだ声で囁いた。
太宰
太宰
中也
太宰
太宰は中也の返事を待つように、けれど逃がさない距離で見つめていた。
中也は目をそらし、耳まで赤くしながら小さな声で答える。
中也
太宰
太宰は一歩近づき、中也の頬に手を添える。
太宰
中也
中也は視線を泳がせ、何度も逃げようとしては諦めたように唇を噛む。
太宰はその仕草まで逃さず、優しく指で中也の顎を上げた。
太宰
中也
太宰
沈黙が落ちて、
中也はやっと太宰の目を見た。
中也
太宰
太宰の表情が一瞬だけ驚いて、
すぐにとろんと甘く緩んだ。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰は堪えきれず、
中也を抱きしめて耳元に唇を寄せた。
太宰
そして、中也の耳に触れるくらいの距離で囁く。
太宰
中也
太宰は中也のその一言に、
まるで“まだ逃げられる”とでも思っているような、可愛い反応だ、と内心で微笑んだ。
そして、わざとゆっくりとした声で問いかける。
太宰
中也
太宰
中也
太宰は軽く笑って、中也の頬を指先でつつく。
太宰
中也
言葉を詰まらせた瞬間、
太宰はすかさず距離を詰めて、腰に手を添えた。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰は笑い、逃げる中也の手をそっと取って、指先を絡めた。
太宰
中也
中也
中也
中也
太宰
中也のその言葉は、太宰の胸の奥に真っ直ぐ突き刺さった。
顔を真っ赤にしながら、絞り出すように続ける中也。
中也
太宰は完全に固まった。
そして、ゆっくりと中也の手首を取って、胸の前へ引き寄せた。
太宰
中也
太宰
中也
太宰はふっと笑い、それでも目は真剣で、どこか甘く揺れている。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰は中也の顎にそっと触れ、
自分の額を中也の額に、こつん、とあてた。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
太宰は完全に中也を見つめて、
逃がす気なんてかけらもない瞳で囁いた。
太宰
中也
太宰
太宰
中也
太宰は抱きついたまま、中也の抗議など聞く気ゼロでぎゅう〜っと力を込めた。
太宰
中也
ジタバタともがく中也を、太宰はまるで子どもみたいに抱きしめたまま離さない。
太宰
中也
太宰
中也
太宰は笑いながら、中也の頭の後ろに手を回して、さらに抱き寄せる。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
(でも耳は真っ赤)
太宰
少しだけ抱きしめる力が弱くなり、
代わりに声が優しくなる。
太宰
中也
太宰
中也