俺はじゃぱぱ

今は養子が集まる施設に入っている

今は15歳。いまだに引き取り手は見つからない

ふと目の前で倒れる人の影

見た目は同年代ぐらい

倒れた人物に近寄ると掠れた声で"みず"という言葉をひろう

買い物帰りの為、持っていた水を差し出す

渡した途端水をすぐに飲み干す

話していると白兎の後ろから黒いスーツに身を包んだ人物がくる

そのまま白兎はその人物と一緒にその場を去る

…最初の言葉…聞き取れなかったな

空となったペットボトルをそのままゴミ箱へと捨てた

数日後…

買い出しに出掛け、帰るときだった

施設に備わってる庭で争い声が聞こえる

先日聞いたばかりの声だ

気になり聞き耳をたてる

瞬間的に頷く

ついに交渉を諦めたのか、白兎が羽織っていた上着から何かをとりだす

それを宙に投げる

舞い落ちてきたのは大量の札

俺達が呆然としているときに白兎が俺の手を掴む

そのまま走り、交差点に出ると黒塗りの車が待っていた

そのまま黒塗りの車がついた場所は静かな場所

俺達が歩く道のサイドでは黒いスーツの人々がいる

通る度のサイドの人達が綺麗に頭をさげる

ある扉の前に行き、白兎が勢いよく扉をあける

ついた場所は大きな広間だった

壁際に相変わらず黒いスーツがいる

途端に扉が"バン"と大きな音をたて開いた