文ストオリ集

気が付いたら

血で血を洗うようになっていた、

原因は…なんだったっけ…

嗚呼…

原因だった日も,こんな風に,月が登ってたや

…ｻﾞﾜｻﾞﾜ(人の声)

ﾋｭｩｩ…(風の音)

当時の私は

ある日,急に両親に捨てられて

町を放浪していた

警察に見つかったら

施設やらに行かされるから

最悪の場合,家に戻される

家には,戻りたくない

……あんな親の元に帰るくらいだったら

ﾀﾋんだ方がましだから、

もう,ご飯は何を食べても

味がしなかった、

ﾄﾞﾝｯ💥

殴られる

殺られる

そう思ったときには

もう＿

異能力＿｡

貴方のｰｰを喜びます＿＿｡

ｸﾞｼｬｯ＿｡

…ﾋﾞｼｬｯ(返り血)

……

そしてこの日

私は初めて…、

人を手にかけた＿｡

そのとき私は…

嘲笑ってた

罪悪感なんて感じなかった

この時点で

私はもうきっと狂ってた

そして気がつけば

両親も,殺ってて

血なまぐさい道を,歩んでいた

血濡れた私を唯一正気にしてくれたのは

月明かり,それだけだった

そして私は今日も

明日も

狂喜に狂う＿｡

end