あれから数日
綴里さんがいることにも 少しずつ慣れてきました
国木田
綴里さん
綴里
ん?
綴里
ああ〜
綴里
もしかして例の書類のことかい?
綴里
それなら終わったよ
綴里
はい
綴里
パサッ
国木田
え、
国木田
…早いですね
綴里
期限内に終わらせるのは最低限の約束だしねぇ
綴里
っと、
綴里
今日の書類
綴里
終わったから先に渡しておくね
国木田
もうですか!?
綴里
ふふっ、凄いだろう?
国木田
凄いです……
綴里
え、素直に褒めてくれた……
敦
太宰さ〜ん!
綴里
ん?
太宰
ん?
敦
あ、えーっと…
敦
太宰、治…さん
綴里
ああ〜治ね?
太宰
なんだい?敦くん
敦
今日なんですけど、太宰さんに行ってもらいたい任務があって……
太宰
えぇ〜……
太宰
私、忙しいn
綴里
⊂(・∀・)彡 ガッ)`Д゜)
太宰
ゲフッ
敦
!?!?!?
綴里
ソファにゆったり寛いで、何処が忙しいの?
太宰
スゥッ……
綴里
そうだ、
綴里
私も着いていくよ
綴里
どうせこの儘行っても、サボってそこら辺の河にいくのだろう?
太宰
Σ(ʘωʘノ)ギク
敦
いいんですか?
綴里
全然大丈夫だよ
綴里
後輩の手を煩わせるわけにはいかないからね
綴里
任せたまえ
綴里
……治?
太宰
……はい
綴里
行くよ?(圧)
太宰
……はい
トタトタ……パタン
敦
……凄い…
国木田
太宰の弱点は
国木田
もはや自分の妹だな
敦
( ̄▽ ̄*) ・・・ァハハ
ドタドタドタ……
バンッッッ
太宰
与謝野女医!!
国木田
おい太宰
国木田
もう少し静かにできないのか…
国木田
……ッ!
国木田
綴里さん!!
敦
えっ……
敦
血塗れじゃないですか!!!
乱歩
与謝野さんなら今は医務室にいるよ
太宰
ありがとうございます……!!
太宰
与謝野女医ッ!
与謝野
ああ……
与謝野
またかい?
与謝野
綴里
綴里
( ̄▽ ̄*) ・・・ァハハ
与謝野
仕方ないねぇ
与謝野
治療費は解体……じゃなくて解剖10回だよ
綴里
いいですよ
敦
解体……10回…!?
敦
人間じゃないですよ…!太宰さん……!
太宰
綴里の異能のおかげだよ
敦
へ?
太宰
見なよ、あの怪我だらけの重症なのに何時もの曇りなき笑顔……
敦
……まさか
太宰
そう、そのまさか
太宰
綴里には痛覚がないんだよ、異能のせいでね
太宰
解体も全然平気らしい!
与謝野
異能【君死給勿】
パアァァァァァ
綴里
おお……!
綴里
いつ見てもすごいねぇ与謝野女医の異能は
綴里
肌ツルツルだよ
与謝野
そりゃありがたいねぇ
与謝野
よし
与謝野
今からは出血大サービス……じゃなくて、
与謝野
治療の時間だよ
与謝野
太宰たちは部屋から出な
敦
わかりました!
敦
(出血大サービスって言おうとした……?)
太宰
じゃあ行こうか、敦くん
敦
は、はい!
与)それじゃいくよ!!
綴)はーい
ヴィィィィィン
ガッガガッ
敦
太宰さん、
敦
なっちゃいけないような音が医務室から……
国木田
…チェンソーの音がする
敦
本当に叫び声ひとつ無いんですね……
与)綴里、今どんな感じだい?
綴)えー?
綴)俗に言う痒くもなんともないってやつだね、触られてるのかも分からないよ
与)やっぱ凄いねぇ綴里の異能は
綴)でもこの異能のせいで結構大変な人生だったんだよ〜!
与)そりゃお疲れ様だね
綴)ハハハハハッッッ!
敦
え、解体中ですよね?
乱歩
笑ってるー…
太宰
これ、日常だよ敦くん
太宰
怪我して治療された後に笑いながら解剖されるまでがワンセットだ
敦
……ひえっ