テラーノベル
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僕は家を飛び出した。 心配なのか、不安なのか、怒りなのか。 分からないまま、夜道へ飛び出した。 “ しあわせになってね ” とだけ書き残して、 気がついたら彼はもう居なかった。
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僕は街中に響くくらい声を張って 彼の名前を叫んだ。 喉が枯れるくらい、喚いた。 でも返事は届かなかった。
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不安で仕方がなくて、 彼の温もりを感じたくて、 一目散に駆け回った。
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昨日まで一緒にいた。 いたはずの存在を 当たり前じゃないと気づいた瞬間に 人はこんなにそれを欲す。 当たり前じゃないと 失わないと気づかない。 そんな事に僕は気がついてしまった。
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どこにも行って欲しくなかった。 彼だけは、ずっと大切にしたかった。 彼だけは、失いたくなかった。 でもその存在を、僕は今__
コメント
1件
また神作を、、、!