Triste
もし貴方が誰かの人の痛みに気づけるなら、それは救いなのであろうか?。誰かがそう言っていた気がするが、覚えていない。何てったってここは、月明かりくらいしか光りがない独立した密室。物心が付いた時からずっと独り。別に寂しくはなかった。泣いたって何も変わらなのだから。今日は一段と暗い空。自分の名前はドイツ語の心の沈みから来たらしい。外の物騒な長い棒を持った人が言っていた。空の向こうに出たいといくら思ったか、この手を不自由にしている鉄か?いや、外が全てみえたら自由?分からない。考えても仕方がないからいいや。こう思い何年経ったか、ある寒い日に急な大きい音がして、びっくりした直後見知らぬ大人いつも見張っている大人では無いことは確か。そこでやっと自分は柵の向こうが見えた。どこまでも続く青い何か青の上を飛ぶ天使の様な生き物。自分は救われたのか?。そう思っているうちにある事がわかった。自分だけでは無く自分と同じ柵で生きた物が居た。それはすべて、嫌な匂いがする姿で見つかった。思わず口から何かが出た。後ろから何かが体に当てた。びっくりして後ろをむくと、知ない子
