小雨の日 、私は告白した
声が雨に負けそうになったけどちゃんと言えた 。
先輩は少し考えて 頭を掻きながら 口を開けた。
まる
泣きそうになって 、悔しくて 、下唇を噛んだ 。
まる
ずっと俯いてた顔を上げた 。
下唇 、 切れてないかな。 キスする時って 、どんな顔したらいいの ?
そんなことを考えてたら先輩の顔が近づいてくる 。
無意識に目を瞑り 、唇が重なる感触がした 。
イチゴミルクの味がする 。 飲んだのかな そっか先輩イチゴミルク好きだったよね 。
まる
またなんてあるの ?
腰が抜け 、へなへなと床に座り込む 。
感情がぐちゃぐちゃになって 涙がこみ上げてきて声が詰まる 。
鐘が鳴り 、授業が始まった 。
行かなきゃって思ってる 、 思ってるけど 、 すぐには足が動かなくて数分くらいそこにいたと思う 。
─────────────────────────────────── ─────────────────────────────────── 続き . ≈ 10♡
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