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──夢と現実の境界は、 どこにあるのだろう。
目を覚ますたび、昨日の出来事が指の 隙間から零れ落ちていく。
眠りに落ちるたび、さっきまで隣に居た誰かが、影のように遠ざかっていく。
ある人は言う。 夢はただの記憶の整理。
ある人は言う。 夢は願望の投影。
でも、もしも夢の方が "確か" だったとしたら?
夢の中の言葉だけが、心に 残っていたとしたら?
笑う声、触れた指先、 風に揺れる淡いピンクの花。
その花の名を、知らなかった。
けれど確かにそこにいて、 笑っていた人がいた。
『───』
呼びかけた声は、夢に吸い込まれて 消える。
そして目を覚ました時にはもう、
そこにその人の姿はなかった。
でも──
日々の中には確かに"いた" 痕跡がある。
踏切、風、微笑み
そして最後の言葉。
「ゆめにっき。」
noya 御本人様には関係ありません なんでも許せる方向け
next ... ???