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第2話 - わたしのアール

15

2022年07月16日

#歌

姫桜.｡.:*♡

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15

姫桜.｡.:*♡

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私屋上でくつを

脱ぎかけたときに

『三つ編み』の先客に

三つ編みの子

、、、

声をかけてしまった

凛花

ねぇやめなよ

三つ編みの子

なんで？

凛花

（口をついて出ただけ

凛花

（本当はどうでも良かった

凛花

（先を越されるのがなんとなく癪だった

凛花

何があったの？

三つ編みの子は語る

どっかで聞いたようなこと

三つ編みの子

運命の人だった、

三つ編みの子

どうしても愛されたかった、

凛花

ふざけんな！そんなことくらいで！

三つ編みの子

ﾋﾞｸｯ

凛花

私の先を越そうだなんて！

凛花

欲しいものが手に入らないなんて、

凛花

奪われたことすらないくせに！

三つ編みの子

‪( •̥ ˍ •̥ )‬そうだね、

三つ編みの子

話したら楽になったよ、ありがとう

三つ編みの子は消えていった

凛花

今日は帰ろ、

凛花

さぁ！今日こそは、

と、くつを脱ぎかけたら

そこに『背の低い女の子』

背の低い子

、、、

また声をかけてしまった

背の低い子は語る

クラスでの孤独を

背の低い子

無視されて

背の低い子

奪われて

背の低い子

居場所がないの、

凛花

ふざけんな！

凛花

そんなことくらいで

凛花

私の先をこそうだなんて！

凛花

それでも、

凛花

うちでは愛されて、

凛花

温かいご飯もあるんでしょ？

背の低い子

なんかお腹すいてきちゃった、

背の低い子

ありがとう(´•̥ω•̥`)

背の低い子は消えてった

そうやって何人かに

凛花

ねぇやめな？

声をかけて

凛花

帰りな？

追い返して

私自身の痛みは誰にも、

言えないまま

凛花

(*´･ω･`)=3

初めて見つけたんだ

似たような悩みの子

何人目かに会ったんだ、

『黄色いカーディガンの子』

黄色いカーディガンの子

うちに帰る度に、

黄色いカーディガンの子

増え続けるアザを

黄色いカーディガンの子

消し去ってしまうため、

黄色いカーディガンの子

ここに来たの、

口をついて出ただけ

本当はどうでもよかった

思ってもいないこと

でも声をかけてしまった

凛花

ねえ、やめてよ(´°̥̥̥ω°̥̥̥｀)

凛花

（あぁ、どうしよう

凛花

（この子は止められない、

凛花

（私には止める資格がない

凛花

（それでもここからは消えてよ

凛花

君を見ていると苦しいよ、

黄色いカーディガンの子

じゃあ

黄色いカーディガンの子

今日はやめておくよ、

目を伏せたまま消えてった

今日こそは誰もいない

凛花

私1人だけ

誰にも邪魔されない

凛花

邪魔してはくれない

『カーディガン』は脱いで

『三つ編み』はほどいて

『背の低い』私は

凛花

今から飛びます！