ユズキ
……

ユズキ
(はぁ…申し訳ないことしたな…)

ユズキ
(お爺様にもこれからもっと迷惑をかけるのだから、極力迷惑をかけないように気をつけようとしていたのに…)

ユズキ
(結局こうなってしまった…)

ユズキ
自分が不甲斐なく思うな…

ユズキ
さて、傷口に消毒かけるか…

そう独り言を呟いてユズキが全身に消毒をかけるために着替え始める
ユズキ
?!

椿
ユズキ!!!!ごめ……

椿
ん……って

椿がユズキの部屋を開けようとするも、ユズキが力いっぱい抑えているためドアが開かない
椿
あ、あれ?!

椿
開かない!?

椿
なんで!?!?

ユズキ
は・い・っ・て・こ・な・い・で!!

椿
なんで!?!?僕謝りに来たんだよ!?

ユズキ
許す!!!許すからあっちいって!!!

椿
ヤダヤダ!!!!ユズキのお部屋入るの!!!

椿
それでちゃんとお話するの!!!!

ユズキ
今はダメなの!!!

椿
なんで!!!別にいいじゃん!!!

ユズキ
こっちにも都合があるんです!!!!

椿
別になんの都合もないくせに!!!!

ユズキ
うぐっ!!!!(図星)

椿
すきあり!!!……って全然開かない!!!!!

ユズキ
当たり前でしょ!!!!

ユズキ
力緩める馬鹿がどこにいる!!!!

椿
クソォォォォォォ!!!!!!!!

ユズキ
うわっ!!!!

ユズキ
ちょっ、ちょっと!!!!

ユズキ
わかった!!!わかったから!!!!

ユズキ
少しだけ待ってて!!!

椿
本当に少しだけだからね?

ユズキ
それでいいの

椿が扉から手を離すとユズキがササッと着替え始め、扉をあける
ユズキ
これでいい?

椿
うん!!!!

ユズキ
……

ユズキ
その、ごめん

ユズキ
つーくんの想いを無下にしちゃって…

椿
そんなの大丈夫だよ!!!!

椿
僕もユズキのことなんにも聞かずにやって悪かったし…

ユズキ
つーくん…!!!

椿
……

椿
ユズキ…

ユズキ
?

ユズキ
どうしたの?

椿
無下って何??

ユズキ
……

ユズキ
…

ユズキ
は?
