【3日後の夜】

ガッチマンの笑顔を見届け いつも通り家を出るキヨ

人間地区に向かって歩き出す

今日こそ あいつの息の根をとめる

例えこの命が散ろうとも

ガッチさんのために 絶対やり遂げるんだ…

【1時間後】

玄関の外から声がする

ガラガラッ！！

勢いよく玄関を開けるガッチマン

くんくん

一体どこに？

何かに巻き込まれて…

狩人家へ？

家にはお父さんしか……

ガッチマンは家を飛び出し 狩人家へ向かった

ー旧当主の部屋ー

部屋に入るキヨ

部屋中ガッチマンのニオイがする

両手を縛ってあったであろう縄、 ムチ、棒などあらゆる 道具が転がっており

壁や床には血と 血の混じった白い液体が へばりついている

部屋に入って来る旧当主

手には刀が握られている

ニタァと笑っている

走るガッチマン

ここ3日間、キヨが どこかおかしい時があった

『うっしーとは 昔から仲いいんだろ？ おれの帰り待たなくていいから 会って来いよ』

『もしもなんだけど警備中にさ おれが死んだら 花ぐらいは供えて？w』

『ちゃんとガッチさんが 帰れる場所も 作んねぇとな〜』

『おれがいなくなっても この家は 好きに使っていいからな？w』

『今のうちいっぱい エッチしとかないと 後悔しそうだw』

おれはキヨさえいれば それで充分なのに…

お願いだから勝手に… おれの前からいなくならないで…