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私の見た夢物語

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私の見た夢物語

1 - 私の見た夢物語

♥

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2022年03月03日

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これは私が見た夢の話

皆が必ず持っている

「ナニカ」を持っていない主人公の話

ある町外れの大きな家に、 幸せな家族と僕がいました。

ですが僕は皆持つ、

大切な「ナニカ」がありませんでした

そのナニカと言う物は、僕がこっそり聞こうとしましたが、

何故かナニカの正体が聞き取れなかったのです。

僕はナニカが足りないのでずっとベットで寝たきりでした。

おかあさん

今日、病院に行くからね。

(病院かあ。自分のベッドでもいいのに。)

僕は今日から病院で寝るんだって。

おかあさんに抱き抱えられた僕は、

病院に着きました。

ふかふかベッドにあったかい毛布。

(ちょっと眠くなってきたなあ)

僕はあったかい毛布に包まれて 眠りに落ちた。

眠りに落ちた僕は何故か家の前に立っていた。

左を見てみるとずっと奥に 森と大きな雲

右を見ると大きめの丘に沢山の花が 咲いていた

(そうだ!動ける内に僕に足りないナニカを探しだして、)

(皆をびっくりさせちゃおう!)

そう思った僕は右の方へ 走り出して行った

(着いた、おっきい森だなぁ。雨も強そうだし。)

巨大な森に大きな雨雲。

出て行けと言わんばかりにこちらを見下ろしてくる。

森に入った僕は、雨に当たっている はずなのに

当たっていないような感じがした。

少し森を歩いていると 森の暗い方から話かけられた。

黒い人

やあ、そこの空っぽな君。雨に当たるくらいならこっちへ来なよ。

黒い人

こっちは雨が降っていないし、寒い雨に当たるよりマシだろ?

........

黒い人

喋らないのか?

僕は....

いやだ、そっちには行かないよ、僕は今探し物をしてるんだ。

僕の声だ。初めて出た。

初めての僕の声に驚いていると

暗闇の中から赤い目で見てきた君は すうっと消えてしまった。

今のなんだったんだろう、

まあいいか

そうしてまた森を歩こうとすると、 急に視界が真っ白に包まれた。

僕はまた家の前に立っていた。

どうしてだろう?

???

ねぇねぇ

誰が僕に話かけた。

僕が後ろを振り向くと、少女がこっちを見ていた。

少女が続けて僕に話かける。

少女

私、あなたが探している物を見つけたの、付いて来て!

そう言って手を差し出す。

僕は少女の 「探している物を見つけた」

と言う言葉に反応して、何故僕が探し物をしている事を知っていたのか

という事を思いもせず、少女の手をつかんだ。

少女は僕の手をしっかり握り右の方へ走り出した。

少女

この丘の上だよ!

そう言いながら少女と僕は花達を踏み付けないように、 丘の上へ登っていった。

はぁっはぁっ....つ、着いたよっ.....

少女

走るの、楽しかったね!

それで、僕の探してた物はっ?

少女

あー、そっか!

少女

ここにあるよ!

そう言って少女は自分の胸に手を当て、何かを胸から取り出した。

......これが、僕の探してたナニカなの?

少女

うん!

どっくん、どっくんってなってるね

そうして少女はその脈をうってる ナニカを僕の左胸に押しつけた。

少女

えーいっ!

うわああっ!?

これ、僕の体に入っていいの?

少女

うん!この子はねーナニカがないあなたの為に動きたいって言ってたのっ!

そうなんだ、これが本当に僕の探してたナニカなんだ...

少女

あっ、もうお別れだね!

え?

少女

ほら、皆あなたの事待ってるよ!

まだ、一緒に....

少女

私もまだお話沢山したかったけど、もう行かなきゃ

少女

バイバイ!またどこかで会えたら沢山話そうね!

まっ....

また、視界が真っ白で覆われた。

はっ.....

おかあさん

やっと起きたのね....!!

どうやら僕が病院に来てから 1ヶ月以上立っているようだった。

僕が寝てる間になにがあったの?

おかあさん

あなたにね、

おかあさん

「心臓」を移植したのよ

え??

おかあさん

簡単に言えば、他の人から心臓をもらったの。

おかあさん

そうだ、心臓をくれた子から起きたらこれを見せてって言われたのよ

見せて

おかあさんが見せてくれたのは

夢で会った少女と僕が2人並んでいる写真だった

この子.....

少女(僕の記憶)

この子はね、「心臓」が無いあなたのために動きたいって言ってたの!

おかあさん

どうかしたの?

いや、なんでもない

ただ、

僕の為に心臓をくれたこの子は

僕と「一緒に居たかった」んだなって

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

いやぁこの話好きw

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