?
どちら様でしょうか~って……
?
生徒会と風紀委員会!?
?
後白髪の可愛い子……
叶夢
おい誰が可愛いだ
?
あ、嫌だった?ごめんね……
?
それで、なんの御用ですか?
太宰 治
「保久田憂一」さんが此処に居ると聞いて……
太宰 治
いらっしゃいますか?〔にこやかに〕
?
居るが、自分の部屋に引き篭ってるぞ〔奥の方から出てきて〕
太宰 治
……あぁ、双子かい……
太宰 治
余りに写真の顔と似ていて一瞬驚いたよ……
太宰 治
何故引き篭っているのか分かります?
?
そりゃどーも……本人曰く
?
「風邪を引いたから暫く自分の部屋に篭る」……だってよ
?
そういえば、クラスの人も風邪引いちゃってるらしいし……
?
流行り病かしら?
?
……さぁな
?
取り敢えず上がってけ
?
どっかしらで降りてくるだろ、彼奴も
中原 中也
良いのか?寮のリビングってあんま広く無いぞ?
?
折角来てもらったんだ
?
茶ぐらい飲んでけ〔奥に引っ込んで〕
?
ま、まぁ…そう言う事なので…
?
どうぞ上がってください(笑顔)
叶夢
……それじゃ、遠慮無く〔部屋に上がって〕
太宰 治
まぁそこまで言われたらね~〔〃〕
宮沢 賢治
人の部屋に上がるの初めてかもです~!〔〃〕
部屋の中(リビング)
各々椅子やソファーに座って
?
流石に自己紹介しねぇとな
正一
俺は「保久田 正一(ほくだ まさいち)」
正一
憂一とは双子の兄だ
正一
短い間だろうが宜しく頼むぞ
?
これ私もしなきゃだよね
彩
私は「平咲 彩(ひらさき あや)」
彩
一応私達全員中等部2年よ、宜しくね
宮沢 賢治
わぁ!では同い年ですね!
泉 鏡花
……気付かなかった…
彩
あっはは……無理も無いよ…
彩
私達全員揃って目立った成績も残して無いし……(苦笑)
叶夢
正一とか言う奴は「双子」ってだけで目立ちそうだけどな~
正一
目立つ訳ねぇだろ
正一
憂一は大体リモートで授業受けてるしな………
正一
……ったく、彼奴は一体何考えてんだか…
太宰 治
……憂一君は、どんな人なんだい?
正一
…小さい頃からよく分かんねぇ奴だった
正一
言葉遣いと服装のせいで俺がヤバいみたいな雰囲気作られてるだろうが……
正一
憂一の方がヤバい
正一
彼奴は学校で飼ってた動物が殺されてようが、友人が傷付こうが……親が交通事故で死のうが………
正一
涙も流さず、笑って見てるサイコパスだ……
正一
……彼奴と話すなら気を付けろ
正一
彼奴には「常識」が通じねぇから
叶夢
……分かった、充分気を付ける
中島 敦
……あ、あの…何か、変な匂いしません…?
彩
変な匂い?
彩
……そう言われれば確かに…
彩
なんか変な匂いが_〔手がタコの触手の様に変わり、床に倒れる〕
彩
…え、なんで……異能が…?
彩
それに体が……動かない………っ
それが始まりかの様に、太宰以外の皆の異能が発動し始め(叶夢は発動してない)床に倒れる
太宰 治
一寸、どうしたの!?
中原 中也
わ、分かんねぇ……急に、異能が発動して……〔床が少し凹み〕
中島 敦
僕も、何故か異能が……っ…〔両手が虎化しており〕
泉 鏡花
夜叉白雪…止まって………お願い……〔自身の背後に居る挙動の可笑しい夜叉白雪に語りかけており〕
宮沢 賢治
……スゥ……スゥ……〔〔寝てる〕〕
正一
っ、クッソ……一体何が……〔前髪で隠れている目が光っており〕
叶夢
………ゥ゛………〔倒れているだけ〕
中原 中也
…太宰、頼るのは癪だが…無効化してくれ……
中原 中也
今抑えられてるのが奇跡なぐらいだ……〔頬に赤黒い模様が出現しており〕
太宰 治
……!分かった、今行__
動かないで
太宰 治
っ!〔声のした方を向いて〕
太宰 治
君は……
保久田憂一…!
憂一
……ふふっ